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INTERVIEWマガジンでは、ビジネスの第一線で活躍するキーパーソンや、新しいモノ・コトに取り組んでいくイノベーターのみなさんへのインタビューや対談を掲載しています。
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2020年11月の記事一覧

大企業・富士通を突き動かす「変革のデザイン」 ~タムカイさん・小針さんが語る全社DXプロジェクト「フジトラ」の裏側~(後編)

2020年10月5日、富士通はデジタル時代の競争力強化を目的として、製品やサービス、ビジネスモデルに加えて、業務プロセスや組織、企業文化・風土を変革する全社DXプロジェクト「フジトラ」の本格始動を発表されました。 この「変革」のど真ん中に躍り出たのが、まさにタムカイさん・小針美紀さんらDX Designerの方々です。インタビュー前編では、プロジェクトへのジョインからキックオフに至るまでの怒涛の日々を赤裸々に語っていただきました。後編では富士通が「フジトラ」を通じてこれから目

カエルの合唱から経営ガバナンス管理まで!話し合いについて研究するハイラブル代表・水本武志さんの頭の中とは

フィラメントの公式雑談タイム「フィーカ」では、社内だけでなくメンバーとつながりのある社外の方も時々ゲストにお招きして雑談を楽しみます。今回は、株式会社リバネスの CTO・井上浄さんからのご紹介で、ハイラブル株式会社代表取締役の水本武志さん(井上浄さんお墨付きの「めっちゃ面白い人」)をゲストにお招きしました。ハイラブルは会議をリアルタイムで自動分析するクラウドサービス「Hylable Discussion」を開発しているテックベンチャー。もともと水本さんが博士課程在籍時に研究テ

共創ビジネスのムーブメントを広げる ~ユカイ工学が目指す新しいBtoBビジネスのカタチ~

BOCCO(ボッコ)やQoobo(クーボ)など人とのコミュニケーションを意識したロボット製品を多数発売しているユカイ工学ですが、実は病院や高齢者向け施設、駐車場の運営企業などとBtoB向けのビジネスも多数展開しています。現在、人気のコミュニケーションロボット「BOCCO」の5年ぶりとなる新型モデル「BOCCO emo(ボッコ エモ)」のクラウドファンディングを実施している同社の代表、青木俊介氏に「BOCCO emo」で何が新しくなったのかや、今後ユカイ工学がBtoBビジネスを

大企業・富士通を突き動かす「変革のデザイン」 ~タムカイさん・小針さんが語る全社DXプロジェクト「フジトラ」の裏側~(前編)

2019年2月にフィラメントのインタビュー企画で、タムラカイ(タムカイ)さんに「デザイン思考の誤解」を語っていただいてから、早一年半。 富士通はデジタル時代の競争力強化を目指して、製品やサービスに加えて、ビジネスモデルや業務プロセスなど、組織、企業文化・風土を変革する全社DXプロジェクト「フジトラ」の本格始動を発表されました。 このプロジェクトの中心に躍り出たのが、まさにタムカイさん・小針美紀さんらDX Designerの方々です。今回のインタビューではデザイナーがCEO直下

インナーブランディングこそ顧客志向の原点 ~ヤッホーブルーイング・井手社長と木村石鹸・木村社長に聞く、ファンを巻き込む共創型のブランド作りの秘訣~(3/3)

こんにちは、フィラメントの宮内です(しつこいようですが、原稿を書いているのは超優秀な弟子の本田恵理さんです笑)。 さて、ヤッホーブルーイングの代表・井手直行さんと木村石鹸・社長の木村祥一郎さんの対談、いよいよ最終回です。「ファンベース」「熱烈なファン作り」の話から、KPIの考え方や組織のあり方の話にまで発展しました。そう、ファンベースや顧客志向の考え方は、実は組織活性やチーム作りと直接つながります。そんな実例の数々や、お二人の深くて優しい経営哲学を感じました。(取材・文/Q

とことんお客様と向き合う1to1コミュニケーション ~ヤッホーブルーイング・井手社長と木村石鹸・木村社長に聞く、ファンを巻き込む共創型のブランド作りの秘訣~(2/3)

こんにちはフィラメントの宮内です(繰り返しますが、原稿を書いているのは超優秀な弟子の本田恵理さんです)。 さて、ヤッホーブルーイングの代表・井手直行さんと木村石鹸・社長の木村祥一郎さんの対談の中編です。「情報過多時代」において、企業と消費者を繋ぐコミュニケーションチャネルはますます多様化しています。従来のマス戦略が通用しなくなった今、企業に求められるのは一緒にブランドを共創していってくれる「熱烈なファン」の存在かもしれません。「熱烈なファン作り」のプロであるお二人による、試

すべてのはじまりは「お客様との接点」から ~ヤッホーブルーイング・井手社長と木村石鹸・木村社長に聞く、ファンを巻き込む共創型のブランド作りの秘訣~(1/3)

こんにちはフィラメントの宮内です(原稿を書いているのは超優秀な弟子の本田恵理さんですが)。 この対談、 実は木村社長がぜひ井手社長と話したいとFacebookで書いていたのがきっかけでした。QUMZINEはそういう面白いネタにすぐ食いついちゃうメディアでして(笑)。どちらもファンベースのマーケティングで熱烈なファンを集めている素晴らしい会社。2人が話したらきっと面白い対談になるに違いないと確信して、前のめりで実現させました。 日本のクラフトビールの草分け的存在であり、数々