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INTERVIEWマガジンでは、ビジネスの第一線で活躍するキーパーソンや、新しいモノ・コトに取り組んでいくイノベーターのみなさんへのインタビューや対談を掲載しています。
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INTERVIEWマガジンとは?

こんにちは!QUMZINE(クムジン)編集部です。 INTERVIEWマガジンでは、ビジネスの第一線で活躍するキーパーソンや、新しいモノ・コトに取り組んでいくイノベーターのみなさんへのインタビューや対談をお届けします。 ヒトにスポットを当てたINTERVIEWマガジンでは、ご登場いただいた方のお名前を各記事にタグ付けしています。 新着順に読むもよし、ハッシュタグ一覧から気になる記事を探すもよし。 INTERVIEWマガジンをお楽しみください。 ■よく読まれている記事を一

スウェーデンの家具学校で学んだお二人が東川に工房を構える理由とは?

---先に清水さんが東川のこの場所を見つけて工房を構えられていたということですが、そこからお二人が東川に移住された経緯をお聞かせください。 遠藤さとし(以下、遠藤): 僕はもともと移住は考えて無くて、清水さんの母屋の内装手伝いとかをしながら、別荘感覚でたまに来れればいいなくらいだったんです。なんですけど、そのうち東川が好きになっちゃって移住しちゃったって感じです。妻がたまたま札幌の出身なので親元に近いのはいいだろうというのもありました。 清水徹(以下、清水): 僕も完全移

東川の社交場は田んぼの中の“魔法の”コーヒー豆屋 ~ヨシノリコーヒー轡田芳範さん・紗世さんインタビュー〜

---『田んぼの中のコーヒー豆屋: 東川町で起きた八年間の奇跡』、ご出版おめでとうございます!昨年12月24日に発売されたこちらの書籍ではヨシノリコーヒーの成り立ちだけじゃなくて、東川の生活のことについてもかなりのページを割かれてますよね。 轡田紗世(以下紗世): そうですね。東川に移住して8年ですけど、移住相談をされることがとても多かったんですね。なので、東川にどんな人が集い、どんな生活をされているのかちゃんと伝えないといけないなということも本を書くきっかけになっているん

東川に移住した写真家の安永ケンタウロスさんが「水」をモチーフに選ぶ理由とは?

---安永さんが東川に移住されたきっかけをお聞かせください 移住したのは6年前なんですけど、その時は確信的な何かがあったわけじゃないんです。なんか流れで。 ---流れなんですか? 元々、東京で活動中も地方ロケが多く都内にある自宅に居ないことも多かったので、当時、会社から独立していたこともあり、住む場所も東京にではなくてもという気持ちがありました。 3.11も大きくその気持ちに拍車をかけてました。 それで移住へ気持ちが動きはじめていたら、ご縁あり東川移住

“カルチャープレナー”が日本の文化の価値をアップデートする ~BIOTOPE佐宗さん・石原さんと語る「文化起業家」の希望~【後編】

<前編はこちら> フィラメントCCO宮内(以下、宮内):これからインバウンドで外国人観光客も戻ってくると思いますが、日本はどういうアクションを取っていけばいいでしょうか? 佐宗邦威(以下、佐宗):先日、訪日向けのメディアをやってるMATCHAの青木優さんと話したんですが、やっぱり観光って1日〜数日のかなり短期の消費なんですよね。でも短期の消費ばかりが増えると観光地も疲弊しますから、2週間〜1か月くらいの長期で、半分住むような形で長期滞在をして、その地域に住んでいる感覚にな

いま、日本には文化を武器に戦う“カルチャープレナー”が必要だ ~BIOTOPE佐宗さん・石原さんと語る「文化起業家」の希望~【前編】

フィラメントCCO宮内(以下、宮内):今回テーマにしたい「カルチャープレナー」って、石原さんの関わりが大きいって聞いています。 石原龍太郎(以下、石原):2020年にBIOTOPEにジョインする前は、Forbes JAPANという経済誌で編集者をしていました。当時は社会的にテックドリブンのイノベーションを掲げる起業家にすごく焦点が当たっている状況で、誌面でも取り上げられることが多かった。それはそれですごく素晴らしいことなんですが、一方でなんとなく違和感があったんです。取材し

NTT Comの脳の健康チェックサービスがついに無償トライアル開始!伴走支援してきたフィラメントが果たした役割とは

脳の健康チェック概要武藤:NTT Comは9月21日に「脳の健康チェックフリーダイヤルの無償トライアルを開始」と題したプレスリリースを出しました。このプロジェクトの立ち上がりや背景をご説明します。 このプロジェクトの背景についてお話しすると、一つ目として私自身の体験が挙げられます。 私の祖父が認知症になり、父親が毎日神経をすり減らして祖父を介護していて、家族のきずなが失われていくのを目の当たりにしました。 また、私自身が父親になってからは、孫を祖母に会わせても、認知症によ

トヨタ社内で6000人に迫るDXコミュニティが生まれたきっかけは『組織のネコ』!? 〜「パワプラのトラ」コミュニティイベントレポート〜

トヨタ内の6000人に迫るコミュニティとは永田:永田賢二と申します。トヨタ自動車で社内DXを推進するデジタル変革推進室という部署に所属しています。2021年1月にできたデジタル変革推進室が社内公募で人を集めてまして、それに応募して採用されました。 トヨタではDXに関する取り組みをいろいろ進めてまして、僕が所属しているデジタル変革推進室の立ち上げや各センター等にDXを推進する「DXリーダー」の配置、他にもインフラ強化や人材育成をしています。 今僕が仕事として取り組んでいるのが

事業立ち上げの達人たちが語る新規事業の実践論〜『リーンマネジメントの教科書』を紐解く〜

國友:今日司会進行をする、「『リーンマネジメントの教科書』をテーマにゆるく語らい合う会」を設定させていただいた國友と申します。皆さん、よろしくお願いします。 細野:細野真悟といいます。今、フリーのビジネスデザイナーと名乗ってまして、ビジネスを立ち上げるプロとしてお仕事をさせていただいてます。 一番大きなクライアントが、株式会社ローンディールでCSOとして戦略担当をさせていただいています。ローンディールは、大企業の人材を1年間ベンチャーで武者修行させて、覚醒させて戻すという事

NTT西日本がスタートアップとの未来共創プログラム『Future-Build』に懸ける本気

未来共創プログラム『Future-Build For Well-being society』のテーマ――本日は現在公募受付中のオープンイノベーションで社会実装をめざす未来共創プログラム『Future-Build』について、NTT西日本  イノベーション戦略室/『Future-Build』事務局の馬場さんと小林さんにお話をお伺いしていきたいと思います。まずは、NTT西日本におけるイノベーション戦略室とご自身のミッションについて教えてください。 馬場:イノベーション戦略室のミッ

「コンピテンシー診断」が本当にデキる人材を採用するのに役立つ理由 ~その活用方法と可能性についてミイダス神長伸幸さん・越智道夫さんにお聞きしました~

コンピテンシー診断とは角:ミイダスの神長さんと越智さんにお越しいただきました。今日はミイダスのコンピテンシー診断について教えてもらったり、企業はそれをどう活かすべきなのか教えていただけるとのことで、大変楽しみにしております。越智さんは以前QUMZINEに取材を受けていただきましたので、神長さんから簡単に自己紹介をお願いします。 神長:はい、神長伸幸と申します。ミイダスの研究部門であるHRサイエンス研究所の所長をしています。研究者としての専門分野は、心理学です。ミイダスに加わ

松江市は「職人商店街」でサスティナブルな賑わいを取り戻す~25歳から市長を目指した松江市長・上定昭仁さんの原点とは~

「外」から見て、魅力に気付く伊藤:上定市長、はじめまして。本インタビューのモデレーターを務めます、フィラメントCIF(Chief Issue Finder)の伊藤羊一と申します。今日はフィラメントの角勝CEOとご一緒します。 上定市長は松江で生まれ育ったとお聞きしていますが、学生の頃はどんな将来を描いていましたか。 上定:小学6年生のときに、バレーボールの島根県大会で優勝して初めて東京に行ったのですが、テレビの中の東京が「実在」することに大きな刺激を受けました。高校生のと

公民共創、実現のカギは「圧倒的スピード感」と「熱意」~山形県小林剛也さんとNTT Com稲葉秀司さんが明かす現場のリアル~

「壁を壊す」のではなく「壁を乗り越える」という発想渡邊:2020年7月に小林部長が財務省からの出向で山形県みらい企画創造部長に着任されてから、わずか1年半ぐらいの間に様々なプロジェクトが一気に進みましたね。最初の3~4か月はとにかく徹底的に地元をヒアリングして回られて、そこから11月にZoomで開催した「山形 KAiGO*IRYOU Revolution」へとつながっていったかと思います。 そして結実したのが、NTT Comさんとつるかめさん(特別養護老人ホーム つるかめの

「鎌倉市は社会の質を重視してウェルビーイングなまちを目指す」鎌倉市長・松尾崇さんがいち早く「共生社会」を重視した経緯とは

まちづくりに興味を持ち政治の道へ伊藤:松尾市長、はじめまして。本インタビューのモデレーターを務めます、フィラメントCIF(Chief Issue Finder)の伊藤羊一と申します。今日はフィラメントのCEO角勝さんと、CBA(Chief Business Architect)の古里圭史さんとご一緒します。 さっそくですが、市長の簡単な自己紹介をお願いします。 松尾:鎌倉市長の松尾です。現在鎌倉市長は4期目で、13年目になります。1期目から「鎌倉を世界に誇れる持続可能なま