東京駅至近のTOKYO TORCH Parkで桜まつりが開催!ふっかちゃんから錦鯉まで日本各地の魅力で春の訪れをお祝いしました
2021年夏、東京駅日本橋口のすぐ近くにオープンしたTOKYO TORCH。
これまでもQUMZINEでは、TOKYO TORCHと地方自治体のかかわりや、常盤橋タワーの近くに位置し、地方出身の大学生が仕入れから販売まで行う特産品のセレクトショップ「アナザー・ジャパン」など、何回かこの場所についての記事化を行ってきました。
TOKYO TORCHの常盤橋タワーの前に広がるTOKYO TORCH Parkは、時折マーケットなどのイベントでにぎわっています。東京で桜が開花し始めた3月17、18日には、『TOKYO TORCH 桜まつり 2023』が開催されました。TOKYO TORCHと連携している4つの地方自治体が特産品をアピールし販売するブースを出したり、飲食店のキッチンカーも登場。本記事では簡単にその模様をお伝えしていきます。
会場となったTOKYO TORCHの桜はまさに咲き始めたころ。
TOKYO TORCH Parkには20本も桜の木が植わっているそうです。
水と米、そして写真のまち「東川町」
今回のイベントでブースを展開した地方自治体は「北海道東川町」「新潟県小千谷市」「茨城県笠間市」「埼玉県深谷市」の4つ。
まずは先日代官山で移住イベントを行い、QUMZINEでレポート記事をリリースしたばかりの東川町のブースをご紹介します。
代官山の記事でも書きましたが、東川町は上水道が整備されていないものの、美味しい伏流水があるため各家庭は生活にはそれを使っているとのこと。ブースでは、この東川町の人気の天然水を使った出来立てのドーナツ、ベーグル、マフィンなどが販売されていました。
取材日は時折強い雨が降っていましたが、それでも美味しいドーナツを買い求めるお客さんが多数来店していましたよ。
また、このほか東川町の特産品や地酒などのアルコール飲料も販売。『三千櫻』や『さくらにごり』など桜まつりにちなんだものが販売されていました。
「写真甲子園」を開催するなど、「写真のまち」をアピールする企画として、記念写真バッヂを作成する企画も開催されていました。東川町では豊かな自然を生かした木製品の産業も盛んなのですが、イベント会場に設置されている東川町の工房で作られた椅子と一緒に記念撮影を行うと、その写真をバッジにしてプレゼントするというものです。木製品の良さは実際に触れたり腰掛けたりしてこそ体感できるはず。東川町のことをそこまで知らない人でも、こうしたイベントをきっかけにして東川町や木製品の良さに気付くかもしれませんね。
「米すくい」というユニークな出し物も行っていました。くじを引いてカップのサイズと制限時間を決め、時間内にお米をカップですくい、容器に移すことで、東川町の特産品である「東川米」のゆめぴりかをその量ぶん持ち帰ることができるというもの。1回100円で大量ゲットも可能とのことで、実際に挑戦する人も見受けられました。米づくりが有名な自治体ならではの出し物だと感じますね。
ふっかちゃんと渋沢栄一でアピール「深谷市」
深谷市といえば、ねぎの生産量が全国1位として知られているほか、次の一万円札の肖像やNHK大河ドラマで注目されている渋沢栄一の出身地としても知られています。深谷市のブースは深谷ネギやネギの加工品が多数販売されていました。このほか、ブースでは渋沢栄一についてのパネルが展示されていたり、子供向けの万華鏡作成体験教室が開催されていました。ここで作られる万華鏡には、深谷さんの花きの花びらなど深谷市に関連するものが含まれているとのことです。
今回の桜まつりでは深谷市のマスコットキャラクター「ふっかちゃん」がグリーティングに訪れ、多くの人が集まっていました。
ふっかちゃんはゆるキャラグランプリで準グランプリを受賞したことがあり、Twitterのフォロワー数は10万人以上の人気キャラだそう。雨が降っていましたので、黄色いカッパを着ていました。
しぼりたてモンブランを販売するキッチンカーも登場!「笠間市」
笠間市といえば、笠間和栗。桜まつりの会場となったTOKYO TORCH Parkでは、この笠間和栗を使ったしぼりたてモンブランを販売するキッチンカーもいました。
ブースでは、笠間和栗の焼き栗も販売。この日は雨が降っていて肌寒い日でしたが、ほかほかで優しい甘さの焼き栗は和みました。
このほかに陶器の「笠間焼」も展示されていました。日々の生活をちょっとおしゃれにするような、品のある陶器が多数展示ありましたよ。
錦鯉発祥の地「小千谷市」
新潟県小千谷市といえば、錦鯉発祥の地として有名です。以前QUMZINEでも、TOKYO TORCHに錦鯉の池が置かれるようになった経緯や公民連携のコツについて、三菱地所の谷沢さんと小千谷市の大塚市長、そしてフィラメント角の鼎談をお送りしました。
今回のブースでも、小千谷市はもちろん錦鯉推し。生体の展示はもちろん、錦鯉キャップ、VR体験などさまざまな方法で錦鯉の魅力を伝えていました。
その中でも特に気になったのが「錦鯉すくい」。
1回500円で3匹まで金魚すくいのように錦鯉をすくえるようです。「網ですくうのではずれなし」との親切設計で、しかも「酸素入り袋でお渡ししますので家までお持ち帰りいただけます」とのこと。小千谷市公認の錦鯉をすくって楽しめ、持ち帰って育てられるとは。自宅に錦鯉を飼う環境が整っていたら挑戦していたかもしれませんね・・・。
また、新潟県というだけあって米を使った様々な特産品が販売されていました。
自治体ブースのほかにも、毎週金・日曜日に開催されているTOKYO TORCH Marketや大学生が仕入れから販売まで行うアナザー・ジャパンもこのイベントに特別出店していました。
今年で2回目となるTOKYO TORCH桜まつり。今後の展開にも期待したいですね。
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