50尾の錦鯉が泳ぎ、佐渡島の金鉱石が眠る! 東京駅のすぐ近く、「TOKYO TORCH 常磐橋タワー」に実際に行ってきました
東京駅のすぐ近くで開発が進む「TOKYO TORCH」。この「TOKYO TORCH」について、三菱地所の谷沢直紀さんに開発の経緯や思いなどを取材し、記事にしました。記事中には新潟県小千谷市との繋がりについても触れており、東京と地方を結ぶ場所としての「TOKYO TORCH」をご理解いただけたのではないでしょうか。
そして、その後は新潟県小千谷市の大塚市長を交えての鼎談を行い、この協業に至った経緯や、企業と自治体が組むうえで重要なことについてもお聞きしました。
日本一の高さになる「Torch Tower」は2027年度完成予定のため、まだ出来上がっていませんが、2021年6月末に完成した「常磐橋タワー」はすでに多くの人が訪れています。
インターネット上にはTOKYO TORCHに関する記事もいくつか出てきていますが、TOKYO TORCH内に入居しているオープンテラスのカフェやおしゃれなクラフトビール屋さんなど、飲食店を取り上げたものが多く、錦鯉や地方とのつながりについてわかるものはあまりありません。本記事では、写真を多用して皆様に現地の雰囲気を味わっていただければと思います。
まず最初の写真はTOKYO TORCHの外観。快晴の空に真新しい常盤橋タワーがそびえます。
右下にも案内板が写り込んでいますが、ビルが「常磐橋タワー」、その低層部にあるレストランゾーンを「TOKYO TORCH Terrace」、ビルの前に広がる大きな広場のことを「TOKYO TORCH Park」と呼称しているようです。
「TOKYO TORCH Park」では車やパラソルなどが展開されていてイベントが開催されています。この日は天気も良く、親子連れなど多くの人が賑わっていました。
この時開催されていたのは「TINY HOUSE FESTIVAL」というイベントのようです。車に乗せているのは小さな家なんですね。
広場の奥に行くと、「錦鯉が泳ぐ池」が見えてきます。錦鯉の発祥である新潟県小千谷市から連れてこられた50尾の錦鯉を見ることができますよ。
この池の錦鯉を見ての感想は「思ったよりデカいな!」でした。
今年公開になったエリアということもあって、もっと小ぶりの鯉を想像していたのですが、かなり立派なサイズの鯉がたくさん泳いでいました。このサイズ感にもこだわりがあるのではないか、と思ってしまいます。
池の近くには錦鯉をモチーフにした遊具も設置されています。記事では文字数の関係上カットしてしまったのですが、この遊具は家族連れで来るコンテンツを作るために、デンマークの「MONSTRUM」というメーカーに発注して作られたものとのことです。北欧に住む彼らは錦鯉のことを知らないので、彼らからすれば実際には見たことない生き物をモチーフとして、画像や映像を基に遊具を作ったということになります。
訪れた当日は多くの子どもがひっきりなしにこの遊具で遊んでいたのですが、肖像権に配慮するため、子どもたちがいなくなった一瞬の隙をついて写真を撮影しました。
さらにその近くには、「佐渡島の金鉱石」が設置されていました。
草むらにしれっと設置してあるのでなかなか気づきにくいのですが、近くにあるプレートを見ると、このような石が日本経済に大きな影響を与えたということを知ることができます。
そして何気なく整備されている芝。これもよく見ると近くに「つくばの芝」とのプレートが設置されていて、地方と東京の繋がりをうかがい知ることができます。
こちらも肖像権に配慮するため、あえて人がいない時を狙って撮影しましたが、当日は親子連れが多く座って休んでいました。このエリアにおける芝生広場はなかなか貴重な存在ですよね。
TOKYO TORCHには4種類の芝が整備されているとのことです。違いを感じてみるのもいいかもしれませんね。
なんとなく鯉を眺めて、芝生で日向ぼっこするのも素敵な時間の過ごし方ですが、近くにあるプレートを眺めて、それらが地方の特産物であることを学ぶと、より一層充実した時間になるでしょう。
飲食はTOKYO TORCH Terraceで。テラス席のついたオシャレなカフェや飲食店で素敵なひと時を過ごせます。
2027年にはこのビルの向かいにTorch Towerも完成します。取材時はまだ「日本ビルヂング」が残っていました。
日本各地の魅力を東京駅のすぐ近くからオシャレに発信する、それがTOKYO TORCHなのだと思います。日本一の高さとなるTorch Towerの完成すればより一層多くの人が集まり、賑やかなエリアになることでしょう。今後の発展に目が離せません。