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ビジネス創造拠点「BASE Q」を支えるスーパーアシスタント小山智子さんの仕事に迫る!(2/2)

多彩な人材が交流するイノベーション創出の拠点「BASE Q」。大手企業とベンチャー企業の連携を促し、新しいビジネス創出を支援する「BASE Qイノベーション・ビルディングプログラム」をおこなうなど、日比谷から世界へ向けた新たなムーブメントを起こそうとしています。今回はBASE Qで、広報・マーケティング 運営アシスタントを務める小山智子さんにインタビューを敢行!
BASE Q運営責任者の三井不動産・光村圭一郎さんが唯一無二・全幅の信頼を置く小山さんに、多岐にわたる仕事内容、光村さんとの働き方、そして、BASE Qという場所にいるからこそ感じる「新規事業最前線で必要なもの」までお伺いしました。(文/QUMZINE編集部、土肥紗綾)

キャパオーバーにならないために

QUMZINE編集部(以下、Q):お伺いすればするほど幅広い仕事内容ですが、キャパオーバーになったりはしないのでしょうか?

小山智子(以下、小山):できないことはすぐにできないと伝えるようにしています。たとえば、保護者会中に連絡が来たら、まずは「1時間後に対応します」と伝えます。既読スルーはせずに、まずは相手に目処を伝える。それから、できる仕事はすぐにやる。夕飯の時間中でもすぐ対応しています。特にスケジュール調整は時間がかかるのではやくやるに越したことはないですね。こちらの対応時間は最短にします。

Q:テキパキと仕事をこなされているんですね・・・!そんな小山さんが仕事でよく使用されるツールは何ですか?

小山:断然、アップルウォッチです!産休が終わってプロモーション関係の仕事に復帰したときに買ったものの使っていませんでした。が、BASE Qに来てからメッセンジャーで次々にいろんなメンバーから連絡が飛んでくるので、携帯を持っていなくても見られるアップルウォッチはとても重宝しています。
運転中でも緊急連絡が来たとわかれば車を停めて対応できます。音声入力機能などもついているんですけど、滑舌が悪いのか音声入力ができないし、ネイルをしていてタッチパネルが反応しないんですよね・・・。なので、アップルウォッチで通知を見てから車を停めて、スマホで返信しています(笑)。
アップルウォッチのおかげで通知に気づけるということが重要で、運転中でも「メッセンジャー:光村から連絡」とわかればとりあえず路肩に寄ってます。雑談だったら「せっかく運転止めたのに!」ってなるんですけど(笑)。

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あと私、運転が趣味なんです。運転するとリフレッシュできるし、1人になれる空間なのでインプットとアウトプットの整理ができます。なので趣味の運転中に通知を教えてくれるアップルウォッチは一番良く使うアイテムですね。

相手の意図を“読みすぎない”

Q:小山さんが仕事で気をつけていることを教えてください。

小山:相手の意図を“読みすぎない”ことですね。求められていることプラスαは汲み取るけど、必要以上のことをやりすぎないようにしています。大体、私が深読みしすぎたら読みと違うんですよ(笑)。
それから、優先順位を見誤らないように気をつけています。
現在の仕事はいろいろなことが同時進行しているので、状況を判断して、優先順位をつけます。いろいろな会社のいろいろな立場の人が出入りするので、ベンチャーであるとか大企業であるとかさまざまな要素を加味して、フラットに現状況を見て優先順位をつけるようにしていますね。

Q:優先順位をつけるのはテレワークになるとさらに複雑になりそうなので、そんな中で常にフラットに判断をされている小山さん、すごいです。
現在はテレワークをされていますが、BASE Qという物理的な場所があることはどのような価値や意味を持っていると思われますか?

小山:オフラインであれば人と会って雑談できるけど、オンラインだと雑談をするために会いには行けません。このようなオンとオフの違いや特性を、人と場面によって使い分けるようにしています。人と人をつなぐときは対面で顔や空気が見える場所を使って、事務的なものはオンラインで済ませるという感じです。

新規事業最前線で必要なものとは?

Q:小山さんが考える、大企業の新規事業最前線で働く上で必要なことって何でしょうか?

小山:まず、さまざまな事柄への好奇心を持っていることはプラスになると思います。新規事業の現場って不確実性の高い場所でもあると思うので、どうなるかわからない状況を楽しめる人が向いているのではないでしょうか。
新しいものを知ったり勉強したりして吸収できる・楽しめるのは強みだと思います。知らない単語がわかるようになること、知っている単語が増えていこと、知らなかった人に知り合って世界が広がることが楽しいと感じられる人は強いですね。

イノベーションも新規事業も人がやっていることで、人との縁やタイミングで変化していくものだと思っています。だから、人を大事にできることも大切です。これだけ「AI化」している現状と相反するんですが、BASE Qもある意味出会いの場で人と人との繋がりが生まれる場所なので。

Q:小山さん自身がスピード感の早い職場で、気遣いや他の人のことをすごく大切にされているように感じました。
小山さんがBASE Qの仕事で最もやりがいを感じる瞬間はどのようなときですか?

小山:光村やメンバーからの「ありがとう」です。それから、たくさんの人が出入りする中で小さくでも役に立てたときは嬉しいですね。私の担当する仕事ではなく、新規事業の最前線で戦う人に日が当たればいいと思っているのですが、全部のパズルがパチッとはまっていき世界が変わっていく様子を見られるのが生きがいです。

小山さんの野望

Q:では最後に、小山さんの今後の野望を教えてください。

小山: 現在のコロナ禍を経ての来年の今頃が想像つかないんですが、日々の膨大な情報の中から正しいものを取捨選択して生きていきたいなと思っています。
BASE Qに限らず、新しい場所にはいろいろな情報が玉石混交な上に、私自身が人から影響を受けやすくて(笑)。あとから振り返ってみて「あの判断でよかったな」と思える選択をしていきたいですね。
過去があるから今があります。選択を間違えて「人生終了だ!」と思うことがあっても、その選択があったから今があるのだと思います。予想もつかない状況の中で自分の中のぶれない「軸」を持って判断していきたいです。

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Q:新しいことが生まれる場所「BASE Q」にも通じる素晴らしい野望ですね!小山さん、本日はありがとうございました!

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小山智子さんがアシスタントを務めるBASE Q運営責任者 光村圭一郎さんからもコメントを頂戴しました!

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光村圭一郎さん/BASE Q運営責任者

小山さんは、私にとってのいわゆる「精神安定剤」になっています。

良い意味で変に気を遣わなくて済むのが本当にありがたいです。

僕は、自分のことを「普通」だと思っていますが、どうも周囲の対応や反応を見ているとそうではないみたいで(笑)。BASE Qにはこんな感じの、ある種の“普通じゃない人”や“異能”が多く訪れるのですが、小山さんはそういう人との距離感のとり方が絶妙なので、働いていて楽ですし、安心して任せられます。

相手のこともよく見てくれています。
僕が言ったことが相手に伝わっているかどうか、小山さんに確認することはよくあります。また、先ほど申し上げたとおり、僕自身が変人ですので、僕が当たり前、普通と感じることがそうじゃないことがあり得るし、逆もまた然り。なので、僕が感じたことを素直に小山さんに伝え、判定してもらうことも多いですね。

なので、「光村さんのほうが変だと思います」「さすがに偏った見方じゃないですか?」と言われれば、それはそれで受け止めるようにしてます。小山さんがそう言うなら、そうなんだろうなと。

小山さんのような存在“セーフティネット”があるかどうかで、仕事をする上でのモチベーションとかストレスって激変するんです。

なので、小山さんがいてくれて本当に良かったと思いますね、私は。

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【プロフィール】

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小山 智子(こやま・ともこ)

1981年生まれ、東京都出身。
上智大学文学部教育学科在学中よりエンターテインメント業界でグッズ開発に携わる。
お台場の商業施設運営を経て、2011年三井不動産株式会社日本橋街づくり推進部。
6年間のイベントプロモーションを経験後、2018年BASE Qのオープンと共に現職。
人が好き。1児の母。


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