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大企業・富士通を突き動かす「変革のデザイン」 ~タムカイさん・小針さんが語る全社DXプロジェクト「フジトラ」の裏側~(後編)

2020年10月5日、富士通はデジタル時代の競争力強化を目的として、製品やサービス、ビジネスモデルに加えて、業務プロセスや組織、企業文化・風土を変革する全社DXプロジェクト「フジトラ」の本格始動を発表されました。
この「変革」のど真ん中に躍り出たのが、まさにタムカイさん・小針美紀さんらDX Designerの方々です。インタビュー前編では、プロジェクトへのジョインからキックオフに至るまでの怒涛の日々を赤裸々に語っていただきました。後編では富士通が「フジトラ」を通じてこれから目指す姿についてフィラメントCXO佐藤啓一郎とCCO宮内俊樹がお聞きしました。(取材・文/QUMZINE編集部 岩田庄平)

「つまらん、まったく面白くない(笑)」

佐藤:DXプロジェクト・ステートメントを出されましたよね。ここに書かれていることが、富士通さんが目指されている姿を象徴していると思っていて。「オープンなコラボレーション」とか、「ともかくやってみよう」「ファーストペンギンとして」とか、今までの会社の中ではなかなか出てこなかった言葉が書かれているのがすごいと思う。

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小針:ちなみに、「ともかくやってみよう」は富士通第8代社長の小林大祐さんの言葉なんですよ。私のすごく好きな言葉で、人事時代の新人研修では必ず紹介していました。

佐藤:僕も前職のときに一番言っていた言葉は「まずやってみよう」なんです。やらないと何も始まらないから。

小針:あとは、Yammerを使ってステートメントについての自分のストーリーを話すという投稿もしました。

宮内:デザイン思考と同じで、ステートメントひとつとっても対話を重視されているんですね。

タムカイ:自分も富士通に長くいるので、社内の雰囲気として「また上が何かを言っているな」と感じることなど、本当によくわかるので、それをどうやったら払拭できるかを考えて、みんなが「これなんか期待できるんじゃない?」と思うようなことを意識してやっています。
今までだったら上の方だけで非公開の会議をやっていたものをオンラインの時代なので、「公開にしましょう」って言ってみたり、社長を呼ぶイベントを開催したり。
しかし、まだまだ発展途上なこともたくさんあって。7月からフジトラを本格的に始動して、3ヶ月経ったので、「アジャイルでいうサイクル0」を終えました。だから9月30日に、これまでやってきたことを社内に見せるイベントで、社長からお話をいただきましたが、最初に出てきたコメントが「つまらん、まったく面白くない(笑)」でした。

宮内:えっ!(笑)、面白くないと言われたんですか?

タムカイ:今までの文法に沿った形のイベントだったので、𠮟咤激励も含めて言ってくれたんだと思っています。ちなみに僕がメインMCだったので、社長の言葉を最初に受けましたね(笑)。

宮内:第一スプリントのときから、二人はスクラムマスターとして企画をされていたんですか?

タムカイ:まだ、スクラムを組めるほどではない部分もありますが、3ヶ月単位でやっています。

宮内:3ヶ月間やってみて、会社の変化を感じるところとかありますか?

小針:システムがすごく変わったとか、何かの変革がすごく起きたとか感触があるわけではなく、まだ序盤だなって感覚ですね。

タムカイ:ただYammerの投稿とかの近い範囲では少しずつ変化が起こっている感はありますね。例えば、社長に「つまらん」って言われた瞬間を切り取ったムービーをアップしたんですよ。そうしたら、社長も「いいね」をしてくれて、周りからTシャツが欲しいという声も頂けたので、Tシャツまで作りました(笑)。つまり、そういうことを面白がってくれる人が可視化されてきて、仲間が増えてきました

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小針:最近は各部にDXOの取り組みを実行する仲間を増やすことを目的にした、オンボーディングプログラムをやっているのですが、プログラムが終わったあとに、「稲妻が落ちたように、心が打たれた。これから部門でこんな風に実践したい!」と熱いことを言ってくれる人もたくさんいて、仲間が増えてきているなと感じます。

タムカイ:参加者が言うには、僕たち2人の本気度を感じられたということで、覚悟を決めてちゃんとやることが大事だなと改めて思いました。

両輪の関係性

宮内:二人は部門を横断して調整をする機会も多いと思いますが、そういう繋がりってどのように構築されているのですか?

タムカイ:それは小針さんがすごいですね。

小針:私、富士通グループ6社目なんですよ。吸収合併や出向が何度もあり、職種もシステムエンジニアで入社して、人事に異動し、その後にデザイナーと、3回変わっているので、いろいろな方と出会えてきました。その中でも人事のときは、新人研修で毎年100名くらいの新人を見てきたので、コネクションが増えましたね。

佐藤:キャリアがいろいろあるというのが新しいデザイナー像ですよね。

小針:今のところ、富士通の中でも人事からデザイナーになった人は初めてと言われています。

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タムカイ:その一方で僕は社外に出ていた期間が長かったので、社外ネットワークが多く、小針さんと連携することで社内外含めてうまく繋がっていますね。

宮内:WBSの入山章栄先生の理論で「イノベーションにはチャラ男と根回しおやじ」のタッグが最強というのがあって、まさにそんな感じだと思いました(笑)。

タムカイ:富士通みたいな大企業だとコミュニケーションが大変な場面も多いので、2人でこのプロジェクトに入ってよかったなと感じています(笑)。
一人だと、社内も社外も全て自分だけでやらないといけないで、多分うまくいかなかったと思います。

佐藤:僕も部門を立ち上げたとき2人でやったので、その関係性はすごくよく分かります。一人じゃできなかった。

タムカイ:どんな組織でも物事を変えていこうと思うときは、両輪になる人が必要だと思いますね。僕たちは2人で1人分ですけど、もしかすると福田さんも僕たち2人のことを片輪と思ってくれているのかなと思いますし、僕たちも福田さんがいてくださって、ようやくできると思っています。

佐藤:そして、気がついていないだけで、そういう人って案外近くにいるんですよね。

小針:私がタムカイさんと出会えたのも、たまたま会社でグラフィックレコーディングを見つけたことがきっかけでした。社内にもグラフィックレコーディングをできる人いるんだなって思っていたら、近くにいた人が「タムカイさんがやってくれたんですよ」と教えてくれて。私、タムカイさんのことは本で知っていたので、「タムカイさんってわざわざ富士通に来て描いてくださるんですね」って言ったら、「社員だよ」って言われて(笑)。だったら会いたいですって会わせてもらいました。

タムカイ:そこからかけがえのないパートナーになったね。

小針:社内の仲間を探していたけど、なかなかフィットする人を見つけることができてなくて。本当にたまたま出会えたって感じですね。

タムカイ:僕もちょうど外でやってきたことを社内に還元しようと思っていたときだったので、本当にタイミングが良かったです。

何のためにDXをやるのか

宮内:まだ走り出したところかもしれないですけれども、急激に変化しているという点では、富士通さんは日本の大企業の中でも前を走っていると思っています。そんなお二人から見て、コロナ禍で他の会社が「DXやらなきゃ」と掛け声的にやっている姿をどのように思いますか?

タムカイ:「DXやらなきゃ」ってどのレベルを指してDXと言っているのかなということは興味がありますね。グローバルにシステムを統一するとか、今までできなかったことをデジタル化していこうとすることももちろんDXだと思います。だけど、僕たちは雰囲気レベルからDXして全く違う変革をどう作れるのかということを考えているので、どのレベルのDXをしていくのかは重要ですね。

小針:そう。ネットワークを増強したいならすればいいし、ハンコをやめたいなら電子サインを導入すればいい。でも私たちが一番大切にしているのは、DXプロジェクト・ステートメントが私たちの空気を充満させ、その中で私たち自身が働き、生きるということだから、最終的にはカルチャー変革にフォーカスをしていくのかなと思っています。

佐藤:前回の対談でタムカイさんが「デザインは態度だ」って話をしたじゃないですか。まさにDXも態度ですよね。

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タムカイ:しっかり話せるのはもう少し先ですが、デザイン思考を富士通社員全員に浸透させようとしています。だけど、僕たちはデザイン思考はあくまでHOWの1つだと思っていて。それを目的にしてしまうと、道具を浸透させることが目的になってしまうので、その道具を「なぜ使うのか」、「どのように使うのか」が語られることの方が大事だと思っています。
今まさにやっているオンボーディングプログラムでも、デザイン思考は取り入れていますが、「何のためにデザイン思考をやるのか」という価値の部分をしっかり話すように心がけています。僕は「最高の体験を提供する」ことに価値があると思っていて、その実現のために「デザイン思考」を取り入れています。「デザイン思考」などのHOW自体は時代によって変わっていきますが、「何のためにやるのか」という価値の部分は変わらないと思うんです。
だから、逆にデザインという言葉から離れて考えないフェーズに入ったと考えています。

宮内:最近はDXもそうですが、バズワードが多いので言葉のチョイスがとくに大事になってきてますよね。

タムカイ: デザインという言葉から遠かった人に、「デザインってすごくふんわりしていて分からない」といわれたことがあるんですね。だから、実は一回、「僕が今までやってきたデザインはこういうことだ」ということを全部言語化して伝えたりしましたね。

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宮内:それってデザイナーではないメンバーの方々にも伝えているのですか?

タムカイ:そうですね。プロジェクトに関わっているDX Designerには職種問わず「デザインとは」というとても長い文章を渡しています(笑)。

宮内:経産省の「デザイン経営」という言葉も素晴らしい概念ですが、一般用語で使われている「デザイン」のイメージがあるので、「デザインと経営ってなんのことだろう」ってうまく伝わっていかない場合もありますよね。今回のステートメントを見るとデータ戦略であったり、エクスペリエンスであったり、必要なものがしっかり含まれていて、それをこれだけの大きい会社である富士通さんが言うからすごいと思います。

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DXデザイナーが描く未来

タムカイ:福田さんもよく言っていますし、僕たちも同じ意見ですが、「富士通ができたらどの会社もできる」と思っていて。変革をしていく中でそのときのノウハウや考え方が外に広がって欲しいと考えています。
「SAPジャパンがデザイン思考でこう変わった」って言われるように、「富士通はこういう思いで、コンセプトでこのように変わった」という感じに。僕の興味は「世界の創造性のレベルを1つ上げる」ことなので、そこはめちゃくちゃ意識してやっていますね。

小針:私のパーパスは「日本企業をしなやかに強くする」ことで、これだけ顧客チャネルが多い富士通だからこそ、社会に与えるインパクトは大きいと思っています。
だから、いまの取り組みや成功事例をいろいろなところに展開していくことで、日本企業をしなやかに強くすることに少しでも貢献できるのではないかと考えています。

タムカイ:最近やっていることをチラ見せすると、僕たちの活動では「教育や人材育成という言葉を使うのをやめようぜ」と考えていて。自分たちの活動をそういう言葉で語りたくないし、その言葉の延長線上に私たちの未来はないと思っています。態度の話をデザインという言葉を入れないで作ろうと考えて、「exPractice(エクスプラクティス)」という概念で、オンボーディングプログラムを作ったんですよ。

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佐藤:前回のときも似たようなことを言ってましたよね。デザインという言葉を使わずにデザインを説明することが大事だって。

タムカイ:「世界の創造性のレベルを1つ上げる」も「日本企業をしなやかに強くする」も僕たちそれぞれのパーパスだなって思っていて、一人ひとりのパーパスをどのように創り上げていくのかを体系化した「Purpose Carving」※というワークを作りました。

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宮内:名前がかっこいい。

タムカイ:この名前は、誰もがパーパスを心の中に持っているはずだから、削り出すイメージが近いのではという理由で考えました。裏話では彫刻をしていた父がミケランジェロの言葉で「彫刻家は大理石の中の天使を取り出すんだ」と言っていたことを思い出して、「Purpose Carving」という言葉を作ったんです。
実は、「Purpose Carving」は過去の経験がきっかけでした。フジトラにジョインする直前にデザインの部署のマネージャーに我々のあるべき姿を作りたいと相談を受けたんです。そのときに「時代によって状況も変わるし、それぞれがやっていることもバラバラなので、あるべき姿を描くような時代ではなく、一人ひとりがどんなパーパスを持っているのかに着目したほうがいいのではないか」ということを伝えました。
僕、パーパスってベクトルみたいに違う方向を向いていたとしても、複数あるから合力が生まれるものだと思っています。僕と小針さんのパーパスでも合力が生まれているし、会社と社員の間にも合力が生まれていると思っています。だから、それを明らかにするところから始めようとしてワークショップをやったら、デザイナーのメンバーに激ハマりしたので、今回もDXOのパーパスをCarvingするところからスタートしたんですね。

※Purpose Carvingの取り組み事例

先ほどの繰り返しになりますが、「exPractice」や「デザイン思考」、「アジャイル」や「データサイエンス」などはあくまで道具にしかすぎず、「どういうときに、なぜあなたが使うのか」という土台のところから始めないと意味がないと思っています。だからこそ、「Purpose Carving」で導き出されたそれぞれの「パーパス」という土台があって、それを実現するためにいろいろなことをやっていくプログラムを作っています。ここまでくるのが大変だったんですよ(笑)。

宮内:本当にすごい。1つ1つのエピソードから大変さが伝わってきます。その1つ1つが今まであまり語られてこなかった本質をついているもので、それを社内で浸透させるというチャレンジャブルなことだと思いますが、確実に定着しているのがすごいですね。

「世界の創造性のレベルを1つ上げ、日本企業をしなやかに強くする」ために

佐藤:今回のフジトラの発表があったとき、ついにタムカイさんの筋トレが実践に移るときが来たと思って、正直、「やった!」と思ったんですよ。今までは、組織の真ん中ではなく、周辺でやっていた人が急にど真ん中に来たって、すごい地殻変動だし、それをしてしまう富士通ってすごいなって思いました。そして予想通り、タムカイさんの顔がものすごいいい顔をしていた

宮内:フィルターがかかったように、若返りましたよね(笑)。

タムカイ:僕も1,2年前の写真を見ていると感じますね(笑)。

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宮内:最後に、お二人が目指しているような「世界の創造性のレベルを1つ上げ、日本企業をしなやかに強くする会社」に富士通がなったら、どんなイノベーションや製品が生まれると思いますか?

タムカイ:僕たちが見ている景色は、自社で何かを作るという枠を超えて、いろいろな企業がカルチャー変革をしていくために富士通ができることはなんだろうってことなんですね。それが、機材を提供することかもしれないし、マインドや考え方を提供することかもしれない。そして、富士通はその両面を持った会社になれると思っていて、そうなることで日本を本当の意味で変えることができると思っています。なので、そのためにできることをやりたいと思っています。

宮内:確かにDXの本質をしっかり理解することが大切で、本質を理解することこそ、日本企業が生き残っていくための道なのかもしれないですね。

タムカイ:社長が「IT企業からDX企業になるんだ」と言ったとき、正直何を言っているんだろうと思うこともありましたが、DX企業の形みたいなものが少しずつ見えてきた気がします。今、日本企業でデザイン経営を取り入れたいと思っても、外部招聘になってしまうと思うんですよね。しかし、そこをインハウスデザイナーである僕たち二人でどこまでできるのか挑戦している意味合いもあります。

佐藤:ある意味では、日本の大企業のインハウスデザインって部署自体も大きいので、タムカイさんや小針さんのように、実は変革をリードできる人が社内にいたんだっていう会社があるかもしれない。だから、そういう人達に勇気を与える存在であってほしいなと思います。

小針:小さな実践が他の人の大きな勇気になったりするし、その実践が社内の勇気になったりしているとすごく感じるので、ちゃんと一人一人が声を上げていくということはすごく大事だなぁと思っています。

宮内:今日は貴重なお話ありがとうございます。かっこいいフレーズをたくさんいただけました!(笑)

タムカイ:今までは、一度も富士通はクールでかっこいいと思われたことがないですからね(笑)。そのイメージを変えられたらいいね。

小針:富士通といえば、「泥臭くて逃げない」という感じだから、その「逃げない強さ」とか「丁寧にやること」というアイデンティティをしっかり残しながら、新しいことに挑戦し続けることで、私たち社員が自社のことを誇れたり、周りから認めてもらえる会社になれたらいいなと思います。

タムカイ:かっこいいな!最後にもっていきますね(笑)。

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【プロフィール】

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タムラカイ

人と組織に寄り添い、変革の仕掛けと仕組みをデザインするTransformation Designer。「世界の創造性のレベルを1つあげる」がマイパーパス。会社員として働くかたわら、個人プロジェクトとして創造性を高めるラクガキ講座「ハッピーラクガキライフ」の開催、グラフィックを用いた場作りと新しい組織の実践チーム「グラフィックカタリスト・ビオトープ」の立ち上げ、教育系NPO法人SOMAの副代表理事など様々な活動に携わる。現在はこれらの経験を活かし、本業である富士通の全社DX推進をデザインという立場から支援している。
最近の趣味はサ道(サウナ)とフィットネスと料理、水玉の人と呼ばれたり。著書に「ラクガキノート術(エイ出版)」。

photo:稲葉真

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小針美紀(こばり・みき)

経営と現場の「わかりあえなさ」を解消し、次なる物語を共にデザインするTransformation Designer。
大学で臨床心理学を学んだのち、富士通グループにシステムエンジニアとして入社。その後、同社の人事人材開発職へ転向。「部署や役職といった、立場の違いによる”正しさ”をぶつけ合うのではなく、楽しみつつ共に組織の土壌を創っていきたい」と思っていた際、「人事×デザイン」という実践方法に出会う。以降、人や組織に関わる対話の場のデザインと実践を重ね、2019年より、富士通のデザイン部門に出向。
個人のパーパス「日本企業を、しなやかに強くする」を胸に、富士通の全社DXプロジェクトという道なき道を、クリエイティビティとユーモアをもって歩んでいる。

photo:稲葉真



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