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1分で読める!|【既存事業でも発揮する】研修成果の現場定着|新規事業お悩み相談室 ー第79回ー

“挑戦を楽しめる人と組織をつくる 企業変革の伴走者”株式会社フィラメントです。フィラメント公式YouTubeチャンネル Powered by QUMZINEでは毎週水曜日に『新規事業お悩み相談室』を配信しています!
本記事では、新規事業お悩み相談室@YouTubeを、1分で読めるダイジェスト版としてお届けします。


❓新規事業推進の初動設計と研修成果の現場定着

https://youtu.be/-5txsinmC3o

💬相談員たちの回答:

https://youtu.be/-5txsinmC3o

角: 本日の相談員は、蛯原さん、フィラメントCOO田中さん、そして私フィラメントCEO角でお送りいたします。 いただいたご相談は「新規事業推進の初動設計と研修成果の現場定着」についてですね。まずは田中さんからいかがでしょうか?

田中:質問がたくさんあるので、いくつかに答えていく感じになるかなと思います。まずは、「学んだ知識を現場に根付かせて成果に結びつける」っていう部分ですが、新規事業をどうやって進めるかといったことをはじめとした学びって、基本的に既存事業でも絶対に役に立つスキルだと思うんですよね。大企業さんだと、基本的に新規事業よりも既存事業をやっている人の方がよっぽど規模が大きいと思います。なので、どうすればそのスキルを既存事業の中でも活用できるかといったところを考えてもらえると、実際に身に付けたことが活かせるし、定着します。そしてそれがチーム全体の行動や文化にだんだん変わっていくんじゃないかなと思いますね。

角:なるほど。まずは既存事業でできるようにというか、身に付けたことが普通にできるようになれみたいな感じですかね。

田中:そうですね。質問に「お客様の声を聞くヒアリングを研修で学んだ」って書いていただいてますが、たとえば既存事業にも必ずお客さんであったり社内の他事業部であったりがいるはずなので、この手法を使ってヒアリングをしてみたら、今までと違う発見をしたり、それを元に既存事業を今よりもっと良くできる部分を見つけて改善していったりといったことができるかと思います。

角:事業の改善や洗練にも役に立つよっていうことですね。

田中:そういったところでどんどん使う機会を増やしていただければ、定着したり、さらに上手になるとったことが期待できると思います。新規事業という部分にとらわれずに、どんどんスキルを発揮してもらうといいんじゃないでしょうか。

角:質問の最後にある「新規事業推進の初動設計についてのアドバイス」ってどういうことを求めてらっしゃるのかなっていうのが読み取りにくいと思ったんですが、田中さんはどうですか?

田中:難しいですよね。メンバーの状況によって変わってくるんですよね。

角:僕は新規事業が生まれるようにいろんな部門をサポートされる感じなのかなって思ったんですよね。

田中:初動設計と書かれているので実際に研修などはされているようですけども、たとえば既存事業の人たちの中から生まれてこないところで悩んでいるといった話であれば、いきなり既存事業とダブルワークしながら新規事業を作ろうぜというのも難しいと思いますので、先ほど言ったような、既存事業の中でできることをまずやっていく中で生まれるっていうのも1つの手かなと思います。

角:ちゃんと足腰をしっかり鍛えてからやるといったところですね。続いて、蛯原さんはいかがでしょうか?

蛯原:先ほど角さんがプロファイリングが難しいとおっしゃっていましたが、無理無理やりプロファイリングをするならば、なんか非常に賢い方だなと思いました。だからこそ、泥とか血に塗れてみるということをやってみてもいいんじゃないでしょうか。というのは、全体的にもう少しご質問の解像度を上げていただきたいというところがあります。基本的には、質問の解像度が高いほど解像度が高い回答が返せます。

そんなことばかり言っても始まらないので無理やり言いますと、「知識を現場に根付かせ、成果につなげる」について、若い頃…と言っても30代とかの時に思ったのは、書籍を読んだり研修を受けたりしてもはっきり言って右から左に流れるだけです。ところがですね、実際に経営をやって失敗した後にそれをもう1回読むと、めちゃくちゃ腹落ちするみたいなことがあるわけです。なので結論としては、経営ってのは基本的にハードスキルはあまりなくて、ソフトスキル、つまり感情面のコントロールとかチームマネジメントといったことを実際やってみないとなかなか知識が活きないということがあるんです。だから、あんまり頭でっかちにならずにPDCA高速回転みたいなことを意識された方が 良いんじゃないかなと考えました。

角:なるほど。この方、すごく頭が良くて、整えるのが上手なんだろうなっていう感じがします。だからこそ今回もうまく整えたいっていう思いが先んじていて、本質的にどこで悩んでいるかが置いてけぼりになっているような質問のされ方みたいに僕には見えたというところかもしれません。

蛯原:経営って頭だけで考えちゃうとどんどん研ぎ澄まされていって、最後は禅問答みたいになって終わるんですよね。最近、日本のスタートアップの経営者の中で仏教かお茶が結構流行ってるんですけど、それは色んなことを考えまくってやりまくって、エクセキューションしまくって、それでも悶々とするときの向き合い方としてそういうものが流行ってるんであってですね。なんと言うか、いきなり禅問答全問答みたいなことをやらずに、まずは考えて、エクセキューションして…とあらゆることをやった後にこの問題に至るのがちょうどいい感じなんじゃないでしょうか。

角:守破離って言葉がありますよね。これで言うところの、いきなり「離」じゃないぞってことですね。

最初に田中さんがおっしゃっていたのは、「守」の部分だったなって今思ったんです。そうやって地道にやって、そのあとに蛯原さんがおっしゃった「離」が来るよというお話なのかなと思いました。すごく納得感のあるお話でしたね。金融業界のAさん、ぜひ参考にしていただければと思います。


📝回答のまとめ

1,新規事業推進における知識の現場定着と初動設計:
・学んだスキルや知識(例:ヒアリング手法)の実践と応用を既存事業で行う
・PDCAサイクルを意識した高速な実行と学習

2,新規事業推進の組織的アプローチ:
・既存事業からの発展的アイデア創出
・頭でっかちにならない実践的な学習
・ソフトスキルの重要性と感情面のコントロール


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今回ご紹介した内容は、以下のリンクから動画で視聴できます。
本記事では要約をお伝えしましたが、テキスト化できなかった部分もありますので、回答のフルバージョンをぜひ動画でご覧ください。


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