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1分で読める!|【スタートアップと交流する】チャットコミュニケーション活性化|新規事業お悩み相談室 ー第65回ー
こんにちは!
“挑戦を楽しめる人と組織をつくる 企業変革の伴走者”株式会社フィラメントです。フィラメント公式YouTubeチャンネル Powered by QUMZINEでは毎週水曜日に『新規事業お悩み相談室』を配信しています!
本記事では、新規事業お悩み相談室@YouTubeを、1分で読めるダイジェスト版としてお届けします。
❓新規事業のチャットコミュニケーション活性化の壁
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相談の背景や理由:社内新規事業プログラムの事務局担当者です。部門横断型のチームビルディングを進めており、通常の業務はオフラインとオンラインのハイブリッドで行っています。しかし、新規事業においては非同期のチャットコミュニケーションに頼る部分が大きくなっています。対面のミーティングでは盛り上がるのですが、普段接していないプロジェクトメンバーとのチャットでは活発なコミュニケーションが生まれず、お見合い状態になりがちで進行が遅くなっています。また、非同期ツールにもかかわらず業務時間内に対応しなければならないという意識が強いです。慣れの問題や社内ルールの壁をどう乗り越えたらいいのか悩んでいます。
💬相談員たちの回答:
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角: 本日のご質問は機械製造業界のBさんですね。相談事項は新規事業のチャットコミュニケーション活性化の壁というものです。フィラメントでもよく新規事業プログラムの事務局の方と色々お話をしますし、チームビルディングに関する悩みで「slackがずっと無風だ」という状態はよく聞くので、非常にリアリティを持って受け止められる悩みだなと思います。
こういったお悩みは大企業でもありがちかなという気がしますが、村上さんいかがでしょうか?
村上:想像するに、機械製造業界ということで古き良き日本企業な感じがします。古き良き日本企業って、日立さんとか有名ですけど、メールで独自ルールがあったり、独自社内用語があったりしますよね。で、それがチャットとすごく相性が悪いっていうのを聞いたことがあるんです。
たとえばSlackで、メンバーとちょっと上の人、もしくはすごく上の人と、チャットでカジュアルに会話していいのか?絵文字を送っていいのか?という問題があったんですよ。要は目のスタンプを押して「見ました」と言う代わりにするといったことを目上の人にやっていいのかみたいな話が本当に今でもあると思うんですよ。 そこで役員の発言に対して誰かが「いいね」をつけて雪解け感を出していったり、「チャットってのはこういうもんだ。メールみたいにまとまったものではなく、1行ずつぽんぽん送ってもいいんだ。」というのを偉い人を巻き込んで見せていったりする。
角:なるほどなるほど。
村上:あとは事務局の人とかが「ちょっと盛り上げたいから協力してよ」という形で根回しをしておいて、今日のニュースを投げて、それに反応してもらうとかですね。要はどう使っていいのかわかんないというところに例を示すということです。
角:「上の人がやってるからやっていいんだ」とか「使い方わかんないけど、他の人が使っていたらなんとなく使い方がわかってきた」みたいなことってありますよね。蛯原さんはいかがでしょうか?
蛯原:「まずはスタートアップに行け」ですね。スタートアップは即時解決、朝令暮改、アジャイル…みたいなカルチャーが当たり前の人たちばっかりで、大企業さんとは対象的ですよね。既にスタートアップと付き合いがあるんだったら、そこの人たちと交流するスレッドを作ってみて、そこでちょっとウォームアップをさせてもらうというやり方もあるんじゃないかなと思いました。
この辺のノウハウはフィラメントの虎の巻を教えてもらった方が早いんじゃないでしょうか?
角:素晴らしいフリをありがとうございます。蛯原さんに言っていただいたように「こういう感じでやってますよ」とお伝えして解決する部分もあると思いまして、フィラメントのチャットコミュニケーション(特にSlack)の①実務的なマニュアルと、②マインドセット的な部分も含むマニュアルを2段階で作っている中から、後者のものをご紹介しようと思います。
マニュアルって言っても、「こういう風にやろうよ」って呼びかけるみたいなものなんですよ。SlackやZoomなどのやり方やマインドをご紹介していて、こんな感じです。
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感情のポジティブな伝え方を意識すると盛り上がりやすいですよとか、リモートで会話するときは意識的にビッグスマイルを作ることで安心して話がしやすいよみたいなやつとかですね。あとチャットコミュニケーションですと、最初の行にポジティブなフレーズを書くことで、相手に通知がいったときにとりあえず開封してみてみようかという気持ちになりやすいですよといったものですね。
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「できるだけ早く返信」というのは、僕、村上さんに以前教えてもらったことを忠実に守っているんですけど、「できるだけ早く返信すると、相手の不安が減らせる」というものですね。相手の不安が減らせる上に意思疎通のスピードも上がるのですごく大事ですよといったことをこの虎の巻でクライアントさんにお伝えした上で、僕たちが率先してこのようなコミュニケーションを行っています。
チャットコミュニケーションって慣れの部分もあるので、慣れていただけるような環境設定をしたり何かを仕込んでいくのもいいんじゃないかなと思いました。ということで、機械製造業界のBさん、是非参考にしていただければと思います。
📝回答のまとめ
1,新規事業におけるチャットコミュニケーション活性化の課題:
・古き良き日本企業特有の文化や独自ルールがチャットとの相性が悪い
・目上の人とのカジュアルなやり取りに抵抗感がある
2,課題解決のためのポイント:
・役員や偉い人を巻き込み、チャットの使い方の例を示す
・事務局が根回しをして、ニュースを投げるなどして反応を促す
・スタートアップと交流するスレッドを作り、ウォームアップの場とする
・チャットコミュニケーションの実務的・マインドセット的なマニュアルを作成し、共有する
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