1分で読める!|【雑談のコツを伝授!】会話の引き出しの作り方|新規事業お悩み相談室 ー第73回ー
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本記事では、新規事業お悩み相談室@YouTubeを、1分で読めるダイジェスト版としてお届けします。
❓ビジネスにおける雑談力や引き出しの少なさに悩む新規事業マネージャー
💬相談員たちの回答:
角:本日のご相談は、ビジネスにおける雑談力についてですね。新規事業というか人生相談やんという気もしますが(笑)、話題の豊富さと言えば村上さんなんですけど、どうですか?
村上:ありがとうございます。でもね、僕はこれは新規事業の相談だと思います。なぜかというと、多分、 特に日本のビジネスパートの方は雑談を勘違いしてると思っていてですね。要は、ビジネスにおける雑談ってダイアログ(対話)なんですよ。
たとえば、「今日は暑いですね」「はい・・・」だと対話が終わっちゃうじゃないですか?雑談のプロセスを通じて、ビジネス文脈で何を得たいかと考えると、この人と仕事ができそうか?仕事をやっててメリットがありそうか?楽しそうか?みたいなワクワクする部分をすり合わせる作業なわけですよ。
角:なるほど。
村上:「この人はこういう考え方をしてて面白そうな人だから、多分ビジネスでも一緒になんかできそうなんじゃないか」とか「課題感が共通してるよね」といったことを雑談を通じて探ることができますよね。もちろんその時だけでは全然解決しないんですけども、後から「そういえばあの時にあんなこと言ってたから、ちゃんと仕事の話をしてみよう」となってそこから2度目、3度目があるわけです。
なので、雑談が苦手と言っている方は、目的がはっきりしない会話が苦手っていうことなのではないかと思います。得意不得意はもちろんあって、たとえばビズデブの方とかは何の目的もない会話を何時間でも続けられるんですよね。これって1つの才能だなと思います。このポイントって多分2つあります。1つは「対話であることを意識する」、もう1つは「対話にあたって自己開示が必要」ということです。ただ、自己開示と自分が興味のある話だけをしてるっていうのは紙一重なんですよね。なので、なるべく自分がビジネス文脈で課題だと思っているもの、もしくは世の中において課題に思われているもの、たとえば最近だとSDGsとかです。そして、ここでやるのは仲間作り、つまり同じところを見つける作業なんですよね。「御社もですか、うちもなんですよ」というあるあるです。で、あるあるには課題が含まれてるので、課題を解決するためにビジネスをするわけであって、お互い共通項があるのであればちょっと一緒に考えてみませんか?となるわけです。
角:なるほど。もともと雑談が苦手なのはなぜか?と考えたら、目的がなかったり設定されていなかったりするからではないか?だからそういった不安が出ちゃってるんじゃないかっていう感じですかね。
村上:そういうことだと思いますね。
角:僕も割と雑談は上手な方だと言われるタイプなんですけど、雑談とは何ぞや?とメタ認知的に考える機会って普通ないじゃないですか。 だから今の村上さんの話は刺さる部分いっぱいありましたね。
村上:最近読んで面白かったビジネス書の話をするのが万人にできる話かもしれないですね。 さらにそれがハウトゥーじゃなくてリベラルアーツ寄りのものだと、より深みがあっていいかなっていう気がしますよね。
角:雑談をして相手からのリアクションで判断するというアクションはある程度の基礎的なスキルがあるからそれができてるんだと思うんです。質問者さんは「引き出しがない」と書いてらっしゃるので、たぶんそれが苦手なんだと思うんですよ。
村上:その場合は、質問力をあげるのが1番早いと思いますよ。今は自分の話をするよりかは、相手からうまく話してもらう。 たとえば、「最近読んだ本でおすすめはありますか?」と尋ねるところから取っかかりを作ってみるとか。その場でその本をすぐに購入するとか。そうすると自分の行動力の速さも伝えられるじゃないですか。
角:それ大事ですよね。
蛯原:世間一般の平均で言うと村上さんと角さんは雑談お化けのレベルなんですよね。 たぶん、あんまり参考にならないんじゃないかな(笑)。だからお二人より僕のほうがまだ質問者さんに近いと思います。今のアドバイスは全部ごもっともなんだけど、それができないから困ってるっていう人なんですよ。きっと。
大企業であろう製造業のその看板を背負って、新規事業部門のマネージャーとしてカンファレンスやイベントとかに出てるわけで、そこで何もできないのはちょっとまずいんじゃないかという状況なわけですよ。質問に書いておられる「社外から興味を持ってもらえる存在になる必要がある」っていうところが1番ポイントじゃないかな。要するにセルフブランディングだなと思います。 大きいイベントに行くと、たくさんの新規事業部門の人と同席したり、名刺交換したりするじゃないですか。で、片っ端から忘れてくじゃないですか。 なので、そこで忘れられない人になる方法を探してらっしゃるんじゃないかなと思います。だからこそ、雑談があってもなくても、何かしらのブランディングタグをペタッと1個貼るということにフォーカスした方がいいような気がしました。
角:今のは逆の発想で、雑談でいろんな話をしなくちゃいけないというわけではなく、常に自分の得意な土俵で話ができるようになることで対話のハードルが下がっていくということですよね。
蛯原:うん。そんな気がしますね。そういう土俵が1つか2つあればいいんじゃないかな。
角:質問分もかなり具体的に書かれていて、多分雑談について思い詰めはったんだろうなと思うんですよね。思い詰めて、相談をしてくれているから、たしかに今の「雑談力が〜とか引き出しをこうやって増やしたら〜」みたいな話よりも、自分の得意な土俵をアピールするのにエネルギー注いでいくというのが良い気がしますね。ただ、それがそもそもわからなくて困ってるんだみたいな話だったら、やっぱり村上さんがおっしゃった定番の質問を5個ぐらい持っておくのが良いですよね。
蛯原:感動する力があれば雑談力ってそこまで必要ないです。すごく無口なトップ営業っていっぱいいますから、そのあたりは気にしなくてよくて、もっと違う部分にヒントがあるような気がします。なんていうか、左脳に訴えるものほど簡単にコピーされちゃうんですよね。じゃあユニークで圧倒的に突き抜ける人はどうなのかというと、やっぱり感動力があるんですよね。
角:いや〜、すごい学び深いですね。製造業のBさん、今の話を聞いて面白いって思っていただけましたか?面白いって思っていただけたのであれば、是非、「この話面白かったよ」みたいな雑談を周りの人に話してみるところから始められてもいいかなと思いました。
村上:「最近見たYouTubeでちょっと面白いとこあったんだけど……、これ実は俺の質問なんだよね」みたいな。そうすれば、いい自己開示にもなりますね。
角:製造業のBさん、是非参考にしていただければと思います。この話ね、色んなところでしてみてください。
📝回答のまとめ
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