「KINCUBA(キンキュバ)」とは、KINDAIとINCUBATIONを組み合わせた造語とのこと。近畿大学生と大学院生、研究者らによる大学発ベンチャーの創出を目指し、ステージに応じた教育コンテンツの提供や人的ネットワークを活用した起業支援プログラムです。受験生に向けても「起業するなら、近大へ。」というイメージの浸透をはかっている近畿大学ならではの取り組みですね。
そんな学生起業家支援を積極的に行っている近畿大学が運営するインキュベーション施設「KINCUBA Basecamp」に常石グループと近畿大学の学生起業家のみなさんが集まり、「未来ビジョン交流会〜革新と連携のピッチセッション〜」を実施しました。本イベントでは常石グループの3チームと学生起業家の3チームの計6チームが交互に5分間の事業ピッチと質疑応答を行います。学生と社会人の事業ピッチを互いに聞き、質疑応答を行うことで、新たな化学反応が生まれることが期待されます。
KINCUBAとは?〜起業するなら、近大へ。〜
まずは、近畿大学 垂見俊秀氏より、
についての紹介がありました。垂見氏は近畿大学を卒業後、民間企業に務め、現在は近畿大学 経営戦略本部 起業・関連会社支援室に勤務されています。
KINCUBAは近畿大学が掲げる「実学教育」に基づいて、研究成果や学問の結果を世の中に貢献できるビジネスに繋げることを目的として始動しました。今回のイベント会場でもある建物の名称は「KINCUBA Basecamp」。24時間利用可能、登記利用もでき、環境面からも起業を支援するインキュベーション施設です。卒業生の起業家を含むメンター制度も充実しており、いろいろな相談を受け付けられる強みがあります。
そんなKINCUBAが掲げるミッションがこちら。
「創立100年に、100社の近大発ベンチャーを。」
大学発ベンチャーというと、研究ベンチャーを想像する方が多いかもしれませんが、近畿大学最大の特徴は学生起業が約7割を占めている点。学生のみなさんが、勉強をしながら起業に取り組み、失敗も経験として活かしていくという環境が提供されていることが伺えます。起業するということは、たとえば仕入れから販売まで全てを自分でやってみるということ。そういった経験を持つ就活生は企業から求められることが多いそうです。大学内に24時間利用可能な起業支援施設があるならば、これを活かさない手はありませんね。
KINCUBAでは、
起業を具体的に目指すステージ
起業に役立つ手法を学ぶステージ
起業の意識を高めるステージ
のそれぞれにあわせたプログラムが用意されています。
興味や進捗に合わせたこのプログラムを経て、最終的に近大発ベンチャーとしては現在81社。このほか、起業ナビというコミュニティもあり、現在は起業に興味を持つ学生約1200名がそのコミュニティが運営するslackに参加しているそうです。コミュニケーションをとりながら、起業への興味を深めていく環境が整っていることがわかります。
そして、プログラムとは別で開催されているのが、1年に一度、12月に開催されるKINDAIビジコン(KINDAI BUSINESS CONTEST)。プログラムを受講した集大成として学生がエントリーするピッチイベントです。
ソフト面からハード面まで充実のKINCUBA。そしてその成果を発表するKINDAIビジコン(KINDAI BUSINESS CONTEST)。「創立100年に、100社の近大発ベンチャーを。」が達成される日ももうすぐですね。
常石グループとツネイシキャピタルパートナーズ
続いて、常石グループとツネイシキャピタルパートナーズについての説明がありました。
まずはツネイシホールディングス株式会社の清水亜也子氏による常石グループについてのご紹介です。
続いて、三谷優貴氏からツネイシキャピタルパートナーズについての説明がありました。
近大生と常石グループのピッチがスタート!
常石グループとツネイシキャピタルパートナーズについての説明の後は、いよいよピッチがスタート。近大生3組、常石グループ3組が交互に発表していきました。大盛りあがりのピッチの様子は写真でお届けします。
ピッチを終えて
大盛りあがりのピッチを終え、最後は総括です。
ピッチを見ていた皆さんから一言ずつ感想をいただきます。
社会人と大学生がいっしょにピッチをするという珍しい機会を通じて、新たな視点や気付きが生まれたのではないでしょうか?
参加者の皆さんのこれからの活躍から目が離せませんね!
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