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NTT西日本がスタートアップとの未来共創プログラム『Future-Build』に懸ける本気

QUMZINE by Filament, inc.

オープンイノベーションで社会実装をめざす未来共創プログラム『Future-Build For Well-being society(以下、Future-Build)』が2022年8月1日(月)より公募を開始しました。
西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)が大阪京橋に開設した共創空間「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」で実施される短期集中の未来共創プログラム。本プログラムにより、西日本のオープンイノベーションシーンとエコシステムを生み出します。
今回は、NTT西日本  イノベーション戦略室  馬場智史氏、NTT西日本  イノベーション戦略室  小林侑介氏、そして本プログラムにおけるアイデア創出やプログラム運営をサポートする協業企業であるフィラメント  シニアビジネスアーキテクト  柿木原明良に、未来共創プログラム『Future-Build』に懸ける思いを伺いました。(文章/QUMZINE編集部、土肥紗綾)

左から、フィラメント  シニアビジネスアーキテクト  柿木原明良、西日本電信電話株式会社  イノベーション戦略室  馬場智史氏、西日本電信電話株式会社  イノベーション戦略室  小林侑介氏

未来共創プログラム『Future-Build For Well-being society』のテーマ

――本日は現在公募受付中のオープンイノベーションで社会実装をめざす未来共創プログラム『Future-Build』について、NTT西日本  イノベーション戦略室/『Future-Build』事務局の馬場さんと小林さんにお話をお伺いしていきたいと思います。まずは、NTT西日本におけるイノベーション戦略室とご自身のミッションについて教えてください。

馬場:イノベーション戦略室のミッションは、社会発展にインパクトをもたらすテクノロジーとビジネスの交差点を見つけ出して、5年10年先の市場を自ら作り出すことです。
具体的にはオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」を軸としながらスタートアップや研究機関などいろいろな方々が集まるエコシステムを形成しつつ、オープンイノベーションにより弊社の新たな柱となりうる構想や事業、サービスの開拓を行います。

なかでも私は、スタートアップや研究機関との接点を活かしながら、住生活の未来社会を作っていく新たな事業をスピーディーに創出していくことをミッションとしています。

小林:私も馬場と同様にスタートアップの方々とNTT西日本が共創しながら新しい事業を創出していくことをミッションとしつつ、海外の皆さんとの窓口を担当しています。QUINTBRIDGE同様、『Future-Build』は今年から始まっているプログラムなので、まずは形にすべく取り組んでいます。

プログラムスケジュール

――未来共創プログラム『Future-Build』とはどのようなプログラムなのでしょうか?

馬場:未来共創プログラム『Future-Build』は、「健康」「生活」「経済」「環境」の4領域6テーマで技術・サービス等を募集しています。そして、スタートアップ及び研究機関等の採択パートナーとともに①アイデア検討、②フィールド検証、③事業化検討、④成果発表までを短期集中(約6か月間)にて実施し、新規事業創出をめざすプログラムです。その過程で我々がさまざまな支援を行います。

――「健康」「生活」「経済」「環境」、この4つのテーマを選ばれた理由や狙いを教えて下さい。

馬場:2021年7月にイノベーション戦略室が発足した際に「つながりでウェルビーイングを実感できる社会」をめざすために重点領域とした4分野です。
本プログラムもこの構想に沿って新規事業創出を行うべく、スタートアップ及び研究機関等の採択パートナーを募集しております。

――本プログラムならではの特徴やこだわりを教えて下さい。

小林:『Future-Build』ならではの特徴は、「社会実装を視野に入れて企画~PoCまで一気通貫でプログラムを実施すること」及び「採択されたパートナーには資金提供も含めたサポートを準備していること」です。
また、プログラムの運営にあたっては、経験豊富な協力企業の株式会社フィラメントさんに、スタートアップ目線でのプログラム運営サポートや事業を深掘りしていく伴走など大きな役割を担っていただきます。これが本プログラムの成功のキーであると考えており、大きな期待を寄せています。

本プログラムの対象となるスタートアップや企業について

――今回の対象はどのようなスタートアップや企業になるのでしょう?

馬場:企業の大小は問いません。アイデアの斬新さや優れている部分、そして我々が考えている構想とマッチするかという部分が大きいですね。

小林:QUINTBRIDGEにとっても今回のプログラムにとってもポイントは「共創」なので、我々が持っていないものを持っているスタートアップや研究機関の方々にぜひ来ていただきたいというのが強い思いです。

馬場:NTT西日本単独では思いつかないような独自の技術や新しいビジネスの価値観などを持つパートナーのみなさんと出会えること。そして、共に新規事業創出を行っていくことを楽しみにしています。

――実際にエントリーを考えているスタートアップの方にとっての具体的なメリットはどのようなものでしょうか?

小林:NTT西日本では、事業案策定のため、西日本エリアを中心とした検証フィールドや次世代通信技術の提供、経験豊富なメンターによる伴走サポート、NTT西日本公式サイト等での対外発表、開発支援(検証資金等)といった支援をいろいろな形でおこなっていきます。
それだけではなく、QUINTBRIDGEというオープンイノベーション拠点を活用することで、1社だけでは生み出すことのできない新規事業を共創により生み出すことができる点もメリットとして挙げられます。

――現在、QUINTBRIDGEにはどういった企業が会員として入居されているのでしょう?

馬場:7割がスタートアップ企業、その他が大企業・自治体・大学となります。

QUINTBRIDGE 2022年8月1日現在
QB共創パートナー(法人会員):338社
QBメンバー(個人会員):約5,000名
累計利用者数:のべ2.1万人超

――ではそれらのすでに会員となられている方々とのコラボレーションも今後期待できるというでしょうか?

馬場:はい、その通りです!

――オープンイノベーション施設であるQUINTBRIDGEと本プログラムはどのように関わっていくのでしょう?

小林:QUINTBRIDGEは「社会実装型オープンイノベーションによる事業共創」及び「イノベーションを創り出す人材の育成」を目的とし、「学ぶ」「繋がる」「共創する」の3つの価値を提供しています。
なかでも未来共創プログラム『Future-Build』はスタートアップ及び研究機関等の採択パートナーとともに新規事業創出をめざし、QUINTBRIDGEの中で目玉となるプログラムとなっています。NTT西日本との共創を志向される方にはぜひご参加いただきたいプログラムです。

今、関西エリアにおいてNTT西日本が共創プログラムに取り組む理由

――これまで関西エリアにおいて民間企業によるスタートアップとの共創プログラムはあまり多くなかったと思うんですが、いかがでしょうか?

柿木原:過去にも関西でスタートアップを対象としたプログラムを運営してきた立場から言いますと、民間企業主体の共創プログラムも東京では多く見受けられますが、関西というか西日本ではそういったものが少ないなという印象はありますね。関西の特徴として行政がすごく頑張っているという印象が強いですが、民間企業が運営するこのような施設やプログラムが増えると関西はより盛り上がりますね。

――東京主体で行われることが多かった共創プログラムですが、このタイミングでNTT西日本さんが西日本エリアでスタートアップ向けのプログラムを実施される背景や理由について教えて下さい。

馬場:一般的にスタートアップ市場が東京に比べて小さいと言われている関西ですが、過去には、他のオープンイノベーション施設や弊社でも同様のプログラムが展開されていると認識しています。弊社は2022年3月に社会実装型のオープンイノベーション施設であるQUINTBRIDGEをオープンさせ、本格的に共創による事業創出に取り組んでいます。ぜひ多くのパートナーにご参加いただき、関西を中心とした西日本の起爆剤となりたいですね。
また、大阪・関西万博が2025年に控えているので、こういうタイミングをとらえて皆様と共創していく場や関係性を作っていけたらと思います。

――今回のプログラムのパートナーとしてフィラメント・リバネスを選んだ理由について教えて下さい。

小林:今回集まっていただきたいと思っているスタートアップの方々とNTT西日本との関わりは最近始まったばかりです。その共創を成功させていくために、スタートアップの目線を理解された上でプログラム運営や効果的な伴走をしていただけるという点でフィラメントさんとリバネスさんには期待しています。

――フィラメントの立場から今回のプログラムにどういった価値を提供していきたいですか?

柿木原:まずはフィラメントがこれまで新規事業創出プログラムにおいて培った、アイデア創出の知見やプログラム運営のノウハウ、そして独自の人的ネットワークとリレーションを提供しプログラムのサポートができればと考えております。またエントリー企業や採択企業のスタートアップとNTT西日本さんの架け橋と言う意味でもお力になれたらと思っています。

ともに実現したい未来

――最後に、採択企業となられるスタートアップのみなさんとともに実現したい未来のイメージを教えて下さい。

馬場:企画検討だけではなく、新しいビジネスを作って実装し、大きく育てていく!という強い思いを持って取り組んでいます。ぜひそこに共感してくださる方に集まっていただいて一緒に取り組ませていただけたらと思います。
パートナーの皆さまには、それぞれの夢を持って集まっていただき、私たちとWell-beingな新しい未来を創っていく=「Future-Build」を共にめざしていきましょう!

小林:NTT西日本の本社は大阪で西日本エリア30府県と共に歩んできた会社です。それぞれの地域にたくさん課題があります。逆に言えば、スタートアップの方々にとっての活躍のフィールドがたくさんあります。ぜひ応募していただいて、広いフィールドにアクセスしていただければと思います。

柿木原:伴走の立場から、このような機会はスタートアップにとってもチャンスだと思います。「NTT西日本とこんなことを実現したい」とか「こんな未来を創りたい」というアイデアをお持ちの方は是非エントリーしていただき、NTT西日本さんと一緒に関西を盛り上げていってください。エントリーお待ちしています!

Future-Build For Well-being society プログラム概要ページ

【エントリーページ】未来共創プログラム「Future-Build」共創パートナー募集!(エントリー期間8/1〜8/30 12:00)


【プロフィール】

馬場智史(ばば・さとし)
西日本電信電話株式会社 イノベーション戦略室


2005年にNTT西日本に入社、法人営業、音楽業界等との共創による新規事業開発、NTT西日本グループ会社の経営企画、NTTデータを経て、2021年7月よりイノベーション戦略室(現職)。生活分野における“まちづくり”をテーマとした事業創造および、『Future-Build』を通じたオープンイノベーションの推進に従事。

小林侑介(こばやし・ゆうすけ)
西日本電信電話株式会社 イノベーション戦略室


2017年にNTT西日本へ入社。名古屋支店における教育ICT普及の取組及び経営企画部を経て、2022年2月よりイノベーション戦略室(現職)にてQUINTBRIDGEを拠点に国内外スタートアップとの接点創出及びオープンイノベーション推進を牽引する。

柿木原明良(かきはら・あきら)
株式会社フィラメント シニアビジネスアーキテクト


1977年生まれ。2007年よりベンチャー企業の新規事業責任者として事業開発やプロダクトマネジメント、新規顧客開拓や大手企業とのアライアンス提携業務などに従事。また管理部長、東京支社長、社長室長などコーポレート部門の責任者として、経営企画、IR広報、組織開発などにも従事する。
2018年より大阪市イノベーション拠点立地促進助成制度に採用されたインキュベーション施設やアクセラレータプログラムの運営責任者やメンターなど、事業会社での新規事業開発の経験を活かしてスタートアップや事業開発の支援に取り組んでいる。

フィラメントがNTT西日本の未来共創プログラムのアイデア創出やプログラム運営をサポート!
オープンイノベーションで社会実装をめざす未来共創プログラム『Future-Build』を2022年8月1日(月)より公募開始 プレスリリースはこちら


【関連情報】

QUINTBRIDGE

QUMZINE記事|NTT西日本の新共創空間「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」が目指す“カオスからのチャレンジ”|オープニングパネルディスカッションレポート


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