【探求!注目イベント情報】2021年11月度 ~文化の日にまつわるイベントが盛りだくさん〜
2021年11月に開催されるイベントをQUMZINE編集部がリサーチ!
ビジネスに役立つ知識を得るもよし、趣味として楽しむもよし。気になるイベントがないかチェックしてみてくださいね。
※開催日等は公式サイトより引用しておりますが、参加される際は開催日時等を公式サイトにてご確認ください。
■11月3日は文化の日、11月は関西一円の文化施設が入館料無料!?
今年で第19回目を迎える関西文化の日は、関西一円の美術館・博物館・資料館等の文化施設のご協力により、11月に入館料(原則として常設展 ※通常無料施設あり)を無料とする取組みです。
関西が誇る長い歴史に培われた豊かな文化に気軽に接することのできる機会となっています。
そこで、今回は、2021年11月開催の関西文化の日への参加施設の中からピックアップしたイベントをご紹介します!
■第73回 正倉院展
正倉院は奈良時代に建立された東大寺の倉庫で、聖武天皇の遺愛の品々を中心とする約9,000件の宝物を今に伝えます。正倉院展は、これら正倉院宝物の中から毎年60件ほどを選び公開する展覧会で、今年で73回目を迎えます。今年も、楽器、調度品、染織品、仏具、文書・経巻など、正倉院宝物の全容をうかがえるような多彩なジャンルの品々が出陳され、宝物が織り成す豊かな世界をお楽しみいただけます。
※観覧には「前売日時指定券」の予約・発券が必要です。当日券の販売はありません。
■ほとけのヘアスタイル―それは単なるオシャレではない―
よくみると、仏像(如来・菩薩・明王・天部などを含む仏教諸尊)の頭髪は、ヴァリエーションに富んでいる。様々な髻を結う菩薩。髪を逆立てる忿怒尊。あるいは弁髪を垂らす不動明王など、ときにユニークなヘア-アレンジをみせる仏尊(ほとけ)たち。それは単なるオシャレではない。
本展覧会では仏尊/仏像の頭髪に焦点をあて、五劫思惟阿弥陀や清凉寺式釈迦など、特徴的な髪型をみせる作例を展示するほか、関連資料や写真パネル、現役仏師による新造品を含め約50点を展示する。
■創業200周年記念 フィンレイソン展 ―フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル
フィンレイソンとは、北欧フィンランドにおいて1820年に創業したテキスタイルの会社であり、この社名をブランドとして寝装具や、室内を彩る多彩なテキスタイルを製作し、フィンランドの家庭に愛用されてきました。本展は2020年に創業200年を迎えたことを記念し、その歴史を振り返る展覧会です。
■上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー
ウィーンと京都で活躍したデザイナー、上野リチ・リックス(Felice [Lizzi] Rix-Ueno, 1893 – 1967)の世界で初めての包括的な回顧展を開催します。
芸術爛熟期のウィーンに生まれたリチは、ウィーン工芸学校卒業後、ウィーン工房の一員として活躍し、日本人建築家・上野伊三郎との結婚を機に京都に移り住みます。
第二次世界大戦前はウィーンと京都を行き来しながら、壁紙やテキスタイルなどの日用品や室内装飾など多彩なデザインを手がけました。戦後は夫とともに、現在の京都市立芸術大学の教授となり、退職後はインターナショナルデザイン研究所を設立して、後進の育成にも尽力し、大きな足跡を残しています。
本展では、京都国立近代美術館が所蔵する多くのリチ作品に加え、オーストリア応用芸術博物館/現代美術館(ウィーン)など国内外の機関からリチそして関連作家の作品・資料を招来し、約370件によって、色彩豊かで創造力あふれるリチの魅力あるデザイン世界の全貌をご紹介します。
■横尾忠則の恐怖の館
我々は未知のものに対してしばしば恐怖を抱きます。それは好奇心と表裏一体であり、怖いけど見たい、といったアンビバレントな感情を誘発します。
横尾忠則は、見えるものや科学で説明できる領域外のものにも、一貫して関心を寄せてきました。それには、郷里の西脇での幼少期の体験が深く関わっています。都会ではありえない深い闇や、神秘的な体験の数々は、『江戸川乱歩全集』の挿絵を始めとするイラストレーションや、画家宣言以降の絵画作品にも色濃く反映されています。
本展は、そうした横尾の多彩な作品を通じて、「芸術」と「恐怖」との関係性について考察するものです。
※本展は予約優先制です
※同時開催:YOKOO TADANORI COLLECTION GALLERY 2021[後期]
■屋根の上の守り神―鴟尾・鯱―
鴟尾(しび)・鯱(しゃちほこ)は建物頂部のひときわ目立つ位置に置かれた屋根飾りです。鳥の羽をイメージした鴟尾は古代寺院などに、龍のような顔をした魚を表現した鯱は城の天守などに使われました。普段は屋根の上にあるために目に触れる機会が少ないですが、丁寧な表現や華麗な装飾を身近に感じていただき、寺院や城郭の建物の象徴でもある鴟尾・鯱の変遷と、そこに込められた人々の想いを紹介します。
■リニューアル記念展 ボイスオーバー 回って遊ぶ声
2021年6月27日に滋賀県立近代美術館から「滋賀県立美術館」と名前新たにリニューアルオープン!
そんな滋賀県立美術館で開催されているのが「リニューアル記念展 ボイスオーバー 回って遊ぶ声」。本展は滋賀県立美術館のコレクション約1800件を中心に、選りすぐりの作品167件を、ジャンルや年代の別なく紹介する、回遊式の美術館を舞台にした展覧会です。