関西経済連合会 副会長 DX委員長 村尾和俊 氏の挨拶
関西デジタル・マンス実行委員会主催「関西デジタル・マンスオープニングイベント」はNTT西日本が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」にて開催され、関西のDX推進に向けた新たな1歩を踏み出すこととなりました。
関西デジタル・マンス実行委員会の構成団体である関西経済連合会 副会長・DX委員長 村尾和俊 氏の挨拶からイベントが始まりました。
川邊 健太郎氏による基調講演「DXの意義とその先で人がすべきこと」
続いて、川邊 健太郎(LINEヤフー株式会社 代表取締役会長・一般社団法人 日本IT団体連盟 会長)氏による基調講演「DXの意義とその先で人がすべきこと」が行われました。
デジタル・マンスの開催日と同じくして、10月2日の朝にはこちらのニュースが配信されていました。
新会社「LINEヤフー」発足 コーポレートサイトも公開
川邊氏は当日午前中はLINEヤフー大阪オフィス(旧ヤフー大阪オフィス)にて会社誕生イベントに参加したあと、デジタル・マンス会場に来られたそうです。(ちなみにパネルディスカッションのモデレーターを務めるフィラメントCEO角はLINEヤフー社員でもあるので、こちらのLINEヤフー大阪オフィスでのイベントに参加していました!)
そんな新生「LINEヤフー」Tシャツを着用した川邊氏によるDXについての講演が始まりました。
基調講演では、ヤフー株式会社でのリモートワーク事例を交えながら、リモートワーク導入によって組織のDX変革を促す提案などが行われました。
そもそもDXをなぜやらねばならないのか?その理由の1つは「労働力不足」。そしてもう1つが「省力化」。省力化は1つ目の「労働力不足」とも関連していますが、人手不足に関係なく省力化をすることでコストダウンひいては利益拡大や次の投資に繋がっていきます。たとえば、PayPayをはじめとしたキャッシュレス化により現金の管理コストがおさえられた事例などは多くの人にとっても身近な話ではないでしょうか。管理コストだけではなくお金の支払データをAIなどによる分析でさらに活用できるなど、DX化の可能性についても言及されていました。ほかにも公共・医療・介護・公共交通などのDX化の余地やその未来の話へと広がりました。
パネルディスカッション「関西がDX先進地域となるために ~ONE関西で取り組むDX~」
続いて、パネルディスカッションが行われました。モデレーターはフィラメントCEO角が努めさせていただきました。パネリストのみなさんのお名前と所属は以下のとおりです。
【パネリスト】
橋爪 宗信 氏(日立造船株式会社 常務執行役員 ICT推進本部長)
内田 光治 氏(株式会社ウチダレック 専務取締役)
高橋 真知 氏(株式会社Stroly 代表取締役社長)
多名部 重則 氏(神戸市 広報戦略部長兼広報官)
【モデレーター】
角 勝(株式会社フィラメント 代表取締役CEO)
パネリストの自己紹介後、「関西がDX先進地域を目指すにあたっての課題・関西の強み」についてディスカッションが行われました。DX推進にあたっては、人材・資金・ 企業間・官民の連携などさまざまな課題がある中でパネリストのみなさんはどのような課題を感じているのでしょうか。
ディスカッションでは、多名部 重則 氏(神戸市 広報戦略部長兼広報官)による神戸市の広報誌のDX化の事例をきっかけに、パネリストそれぞれの立場から感じている課題からその解消に向けての動きまで議論が展開していきました。
次にディスカッションの中で話し合ったのが「関西の強みを活かした今後の展望」について。関西にはものづくりをはじめとしたポテンシャルの高い企業、個性のある大学など強みがたくさんあります。また、2025年には大阪・関西万博が開催、うめきた2期地区開発事業など、飛躍の機会が多く控えています。
このほか、モデレーターである角が大阪市役所に勤めていたこともあって以下の議題についても話し合われました。
最後はパネリストの皆さんからの一言をいただき、大盛況のパネルディスカッションは終了しました。続いて、独立行政法人 中小企業基盤整備機構 企業支援部 企業支援課主任の石井大嗣 氏より中小機構の取り組みについての紹介、クイントブリッジについての紹介が行われました。最後は関西広域連合 本部事務局 事務局長の土井典 氏の閉会のあいさつがあり、会場の皆さんとの集合写真を撮影し、関西デジタル・マンスのオープニングイベントは幕を閉じました。
集合写真撮影ではスペシャルゲストとして、大阪・関西万博公式キャラクターのミャクミャクが会場に駆けつけました!こちらの集合写真はこちらの産経新聞記事でも使われています。
これから毎年、関西の10月はデジタル・マンス!来年も楽しみですね!
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