カラオケパセラのテレワークはオフィスより快適だった
ウィズコロナとともに再び叫ばれるようになった「働き方改革」で、人との接触を減らす働き方が求められています。
カラオケでおなじみのパセラでは、「おしごとパセラ」としてテレワーク用にカラオケルームの貸出を行なっています。個室で集中できるのはもちろん、カラオケの大きなモニタの使用、ビジネスマンが仕事するのに便利なサブディスプレイなどの貸し出しや、1時間に1杯無料のドリンクなどまさに至れり尽くせりで、非常に快適に過ごせました。カラオケパセラ名物の「ハニトー」等も追加で注文できちゃいますよ。
「おしごとパセラ」はNTT Communicationsが現在実証実験を行なっているワークスペースの即時検索・予約サービス「Dropin(ドロッピン)」を使うと事前に席が予約できてとても便利です。使い方も、予約は店を選んで人数を指定するだけ、そして店に着いたらアプリでQRコードを読み取るだけと超簡単でした。今回はカラオケパセラの渋谷店をDropinで実際に予約して、テレワークを体験してきましたのでレポートします。
まずはアプリから座席を予約しましょう。Dropinアプリを起動すると、マップが表示され、現在地周辺にあるDropin対応店舗が表示されます。
地図上の青いピンをタップすると店舗の名称や電源/Wi-Fiの有無、「歩いて何分かかるか」などが表示されます。急な時間調整などで作業スペースが必要になったときにも、すぐに近くの店舗を探せそうですね。
「集中して作業できる場所を探す」や「2名以上で使える場所を探す」など、求めるシーンごとに絞り込むこともできます。これもまた、多様なワークスペースを検索できるDropinならではのいいところ。
検索すると選択肢が色々と表示されますが、今回はカラオケパセラ渋谷店を予約します。店舗詳細の画面で「予約する」をタップ。
あとは、利用する人数を選択して「予約(即時確定)」をタップするとすぐに予約が確定。もうこれで自分の席が確保されたことになります。
予約画面を見てみると、将来的に日時指定での予約が実装されそうで、これはこれで便利そうですね。
カラオケパセラ渋谷店にやってきました。早速使ってみましょう。
利用するには受付でDropin利用であることを伝え、アプリ内の「チェックイン」タブで受付のQRコードを読み込みます。なんとチェックインはたったこれだけ!
カラオケで使うソファやテーブル、大きなディスプレイ、Wi-Fi環境がテレワークのために使えますが、これだけで終わらないのがパセラのおもてなし。
希望に応じて、ビジネスマンの作業が捗りそうな、以下の備品を貸し出してくれます。
・電源タップ
・スマホ充電器(Lightning、USB-C、microUSB対応)
・サブディスプレイ(USB-C電源、HDMI接続)
・ワイヤレスキーボード&マウス
・定規、ボールペン、鉛筆削り、シャーペンの芯、修正テープ、消しゴムなどの筆記用具
・HDMIケーブル
・Macbook等で利用できるUSB-CからHDMIに変換するアダプタ
・ソファの上に敷いて使うクッション などなど
HDMIケーブルや変換アダプタが用意されているので、自分のノートPCを持っていくだけでカラオケの大きなモニタに接続できるのは良いですね。
これらの備品を使用する際は部屋のインターホンからスタッフの方にお願いしましょう。
さらに、4種から選べるランチメニューが通常より400円も安い500円(税込)で注文可能です。税込なので文字通りワンコインランチですね。
また1時間利用ごとにドリンクが1杯無料となるサービスもあります。
メニューをよくみるとコーヒーや紅茶、ジュースなどはもちろん、ビールやハイボールなどのアルコールも対象のようで…仕事が終わったらビールを飲んでから帰ることもできます。
カラオケで使う大きな画面はパワーポイントなどの資料もフルスクリーン表示させることができるので、プレゼンの練習にも使えそうですね。
ウェブカメラの貸し出しはありませんが、モニタにノートPCを繋ぐことで、大画面にテレカンを映し出すこともできます。大画面なので迫力ありますね。
サブディスプレイも貸し出し可能なので、持参したノートPCと合わせるとなんとモニタは3台も利用可能ということに。使用用途によっては有効活用したいところです。
今回利用した部屋でWi-Fiの速度を測ってみました。
時間や場所にもよると思いますが、取材時は上下ともに90Mbps程度出ていましたので、テレカンも快適に利用できましたよ。
カラオケなのでカフェとは違って確実にソファに座れるのもメリット。仕事に行き詰まったらちょっと横になって気分転換してもいいかもしれません。
そして・・・ カラオケパセラといったらやっぱりハニトー!
別料金にはなりますが、カラオケパセラで人気ナンバー1の「完熟チョコバナナハニトーVer.2.0」を注文してみました。
複数人でシェアして食べることが多いと思われるハニトーと、一台のノートPCが並ぶと圧倒的な違和感を感じますね。
ハニトーを食べながら仕事できるのはおしごとパセラだけ!
ハニトーの圧倒的な存在感に思わず前髪も乱れます。
「個室で涼みながらハニトー食べつつ仕事してます」とテレカンで繋いだ社員に自慢することもできますよ。
帰りもDropinアプリのチェックアウト用QRコードをフロントでスキャンするだけ。ハニトー他追加注文分はその時にお支払いくださいね。
もともとカラオケパセラの一部店舗では「おしごとパセラ」として、1時間500円でテレワーク用のサービスを実施中。しかし実証実験中のDropinで予約すると、9月末まで何度でも無料で利用可能なんです。
これから暑くなる時期に無料で空調が効いてる個室が利用でき、筆記用具やサブディスプレイも借りられてドリンクも1時間あたり1杯無料。その気になれば別料金でハニトーも注文できる。まさに他人が羨むテレワーク環境と言えるでしょう。
カラオケパセラのスタッフの方に尋ねたところ、Dropin経由の利用者は「徐々に増加している」とのことで、やはり情報感度の高い方はもう使い始めているサービスのようです。
Dropinに対応しているおしごとパセラは現在9店舗。そしてカフェやコワーキングスペースなどの他の店舗も合わせると、都内を中心に現在24店舗がDropinに対応しています。出先でちょっと作業したい、会議したいといったニーズに答えてくれる「Dropin」は自宅外でのテレワークの新常識として、ぜひ覚えておきたいサービスです。
6月15日にはカラオケパセラから「<完全無料でテレワーク> カラオケパセラ「おしごとパセラ」×NTTcom「Dropin」 完全個室の安心テレワークが今なら3か月間何度でも無料! 」としてプレスリリースも出ていますので、より詳細な情報はこちらをどうぞ。
なお、現在DropinはiOSにのみ対応しているサービスですが、実証実験中のためApp Storeで検索してもアプリはみつかりません。Dropin公式ページで登録するとダウンロードできるようになりますよ。
カラオケパセラ渋谷店さん、この度は取材にご協力いただきありがとうございました!
(取材・文/QUMZINE編集部、永井公成)
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