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2,000人を集めてサンボマスターと共に実証実験に挑む、NTT Comが音楽ライブ配信にかける本気度

音楽ライブエンタメ業界を救うため、遂に通信インフラの“本丸”が動き出した。

NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、2021年夏にローンチを予定している音楽ライブ配信基盤サービスを用いて、3ピースバンド・サンボマスターによるライブツアー「サンボマスター 真 感謝祭 ~ホール&レスポンス~」のツアーファイナルを2021年7月24日(土)にライブ配信する。

今回のライブ配信は、NTT Comが取り組む新規事業(音楽ライブ配信基盤サービス)の「実証実験」の一環として行われ、モニターとなる一般ユーザーを2,000名限定でNTT Comが無料招待する。

NTT Comは本実証実験を通じて、リアルタイムでのマルチアングル視聴機能により、会場の臨場感や感動、そして自宅で楽しめる新たなエンタメ体験を全国に届ける。

では、なぜ通信インフラの会社であるNTT Comがサンボマスターと一緒に「音楽ライブ配信」の実証実験にチャレンジするのか?

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2020年からはじまった新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、音楽ライブエンタメ業界は大きな打撃を受けている。緊急事態宣言の発令によるライブ会場での興行中止やイベントあるいはフェスの開催自粛に留まらず、宣言解除後も会場収容人数の規制がかかるなど依然厳しい状況は続く。

そんな中、音楽ライブエンタメ業界は今、「音楽ライブ配信サービス」という新境地に活路を見出そうとしている。

2020年7月に発表された国内デジタルライブエンターテインメント市場に関する市場動向調査の結果によると、2020年現在140億円規模のデジタルライブエンターテインメントの市場は、2024年には984億円規模に達すると予測されている。(引用元:CNET Japan)

また、国内でも有料型の「音楽ライブ配信サービス」が続々と登場。各社さまざまなプランやサービス、スペックを打ち出すことで競合との差別化を図る動きが随所に見られる。

一方で多くの視聴者を集める人気アーティストのライブでは、アクセス集中によるサーバ負荷といったインフラ面での課題もすでに噴出している。某アーティストのライブ配信では、システムトラブルによる遅延が発生したためにライブで視聴できなかった人も多数いたそうだ。

そこで期待されるのが、通信インフラの“本丸”NTT Comの音楽ライブ配信基盤サービス参入である。

音楽ライブ配信サービス事業者同士によるプランやサービス、スペックといった面での差別化競争は、いずれ近いうちにコモディティ化が予想される。そうなれば次は間違いなく「インフラの強さ」が問われるようになるだろう。

NTT Comが新規事業として取り組む音楽ライブ配信基盤サービスは、同社の最大の強みである通信技術を用いた「低遅延」「高品位」「高安定」を兼ね備えたライブ配信の実現を目指す。まさに“インフラの会社”にしか提供できない独自の価値なのだ。

実はこの音楽ライブ配信基盤サービスというアイデアは、フィラメントが伴走支援しているNTT Comの社内ビジコン/新規事業創出コンテスト「DigiCom(デジコン)」2020年度の参加チーム(Social Impact Innovationチーム)から生まれた。そこからメンタリング・仮説検証・開発を素早く進めることで、今回の実証実験のスピード実現へと繋がっている。

2021年7月24日(土)開催「サンボマスター 真 感謝祭 ~ホール&レスポンス~」ツアーファイナルの実証実験に参加して、NTTコミュニケーションズが音楽ライブ配信にかける本気度をぜひあなたも感じ取って欲しい。

イベント概要
「サンボマスター 真 感謝祭 ~ホール&レスポンス~」ツアーファイナル at 大阪城音楽堂
LIVE STREAMING with MALTI-ANGLE powered by NTT Communications
■配信日時:2021年7月24日(土)
■開場(アクセス可能となる時刻) 16:30 / 開演 17:30
・公演時間は約2時間を予定していますが、開演時間・終演時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。
・途中から視聴を開始した場合にはその時点からのオンラインライブ配信となり、巻き戻しての再生はできません。
・オンラインライブ終了後、見逃し配信を7/31(土)23:59までの期間でご覧いただけます。

但し、見逃し視聴サービスではライブ配信で提供した機能の一部に制限がございます。また、アーカイブ視聴環境準備の状況により、開始終了期間に変更がでる場合がございます。

応募受付期間
2021年6月28日(月)15:00 ~ 2021年7月15日(木)11:59
※お申し込み状況により早期に終了する場合がございます。

▼お申込みページ

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(文/平井征輝)

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