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「自らの可能性に気づく」ワークショップを独自考案!|テストプレイ速報レポート

「オポチュニティー・ファインダー ワークショップ」とは?

終身雇用制度が終焉し、人生100年時代・VUCA時代と呼ばれるような現代においては、自分の価値を日々アップデートする必要があります。そして、そのためには自分の価値や可能性がどんな方向に伸びていくかを自分自身で認識する必要が出てきます。

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そこで、フィラメントでは自分自身のオポチュニティーを発見するために、全てオンラインで完結する「オポチュニティー・ファインダー ワークショップ」を開発しました。


ワークショップ開発にあたって参考にしたのは、2021年4月2日に出版されたばかりのフィラメントCSO村上臣さんの著書『転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』です。本書は転職にフォーカスした本というよりは、自身のキャリアの棚卸しに役立つ内容となっています。本書に登場する、「これまでの人生で培ってきた5つのタグ」の考え方を、村上臣さんご本人の監修で取り入れています。

オポチュニティファインダーWS_V.2.0

この考え方と、フィラメントCEO角が起業した時に重要だと考えた「社会から求められていること」「自分の強みを出せること」「自分がやりたいこと」「助けてくれる人がいること」という4点について考えることを組み合わせ、自身のオポチュニティーを発見するために作ったのが今回のワークショップです。

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個人ワークではなくグループワークなので、「参加者の皆さんがお互いにオポチュニティーへの気づきを相手に伝える」というコンセプトで考案しました。

4人によるテストプレイ

今回は、4人によるテストプレイを行いました。
ご参加いただいたのは、地域づくりに関する会社を起業した方1名、メーカー勤務の方2名、通信会社勤務の方1名の合計4名にご参加いただきました。

ワーク1では、まずこれまで仕事で身につけたことを役割・能力・業種・経験という5つのタグに分類してワークシートに書き出します。

オンラインワークショップはGoogleスライド上にワークシートを展開し実施しているため、他の人も参加者の書きぶりがわかるようになっています。

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参加者の方はこちらの予想以上にスムーズにワークシートに入力しており、普段からこうした内容を意識されているのだと感じました。

ワーク中に参加者の方からは「『役割』と『能力』で書く内容が似ている」との声がありました。「『能力』は役割を発揮するためのもの。そして『役割』は会社の中で「やってください』と提示されたものです」とお答えしました。

また、書く内容の分類の仕方に悩む参加者もいらっしゃいましたが、「タグは書きやすように設定しているだけなので、分類に明確な境目があるわけではありません。粒度を細かくしてどんどん書き出していくことが重要です」お答えしました。

ワーク2では、仕事以外で身につけたことを役割・能力・経験のタグに分類して書き加えていきます。様子を見ていると、ワーク1で書かれた仕事に関する内容より、仕事以外の方が面白いものが多い気がするように感じました。

ワーク3は、5つ目のタグである「コンピテンシー」について考えます。
コンピテンシーとは、「仕事や生活にあたって重視する思考・性格・行動の傾向やパターン」を指します。これはすぐには考えにくいので、自分がこれまで行ってきたお仕事を業務内容の構成要素に分解して考え、特に気をつけていたポイントをそれぞれ3つ挙げます。こちらもワークシートに個人ごとに書いていきます。

ワーク4は人生を振り返り、自分が何に「報酬や満足」を感じるかについて考えます。「最先端のことができる」「新しい技術が学べる」などのキーワードが書かれたカードから自分に合ったものを選び、より具体的に自分が報酬と感じること、満足することを箇条書きします。これを「報酬タグ」と呼びます。

その後、グループで1人2分でそれぞれ発表し、他の人は聞いた感想をワークシートに追記していきます。その後書き込まれたことに対して、本人からコメントをします。

参加者の皆さんからは、「情報を整理してきれいにして、みんなが使いやすい状態になると嬉しい」「雑多な情報がきれいに集まってストックされていくのが嬉しい」といったポジティブなコメントが出てきました。

最後のワークとなるワーク5では、これまでのワーク1〜4で生成されたタグをグループ全員でみながらオススメのジョブを周りの人が提案します。同時に、そこで必要となるネクストスキルも併せて考えて提案します。このワークでは、他人から言われることで、「自分はこういうこともできるんだな」と気づかせてもらうこと、そしてその材料はその人自身から出ているというのがポイントです。

今回のデモプレイでは、「グローバル企業の人事担当」「オンラインスポーツ観戦の体験コーディネーター」「データサイエンティスト」などのジョブを提案されていました。

このプログラムで大事なのは、自分が他者から応援される側になるということです。自分が応援されるのは、自分が応援されるところがあるからに他なりません。ぜひ他者が応援したい気持ちになってもらいたいと考えています。

3時間に及ぶワークショップでしたが、複数の参加者から「3時間も経ってないように感じた」とのコメントも複数ありました。自身のこれまでの人生を振りかえり、次のステップに繋げていくことの面白さを感じていただけたようです。

今回実施したワークショプはあくまでテストプレイです。参加者の皆さんの感想やフィードバックを生かして、より完成度の高いワークショップを皆さんにお届けできるよう改善を重ねていきます。

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