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世の中に「普通の人」なんて一人もいない ~フィラメントが提供する「面白がり力」強化プログラムとは?~

いきなりですが、「普通の人」ってなんでしょうか?

自分のことを謙遜して「私はなんの特技も誇れるものもないごく普通の人間です」と言ったりする人がいますが、本当にそうなんでしょうか?

おそらく「普通の人」の定義を正しく説明できる人はいないはず。なぜなら、普通に大学を出て、普通に就職して、平均的な給料をもらって生活している人が決して「普通の人」ではないからです。

我々フィラメントは、業界横断的に色々な企業の事業開発・組織開発支援に携わるなかで、たくさんの「面白い人」たちと出会ってきました。そしてそこには誰一人として「普通の人」なんていませんでした。これは自信をもって言えます。

ではフィラメントはいかにして「普通の人」の中から「面白い人」を見つけ出すことができたのか?その秘密をお話ししたいと思います。

「面白がり力」を強化する

フィラメントは“「面白がり力」強化プログラム”というユニークなワークショップを提供しています。(オンラインでもやってます)

「面白がり力」とは、いろんなものをポジティブに面白がれる力
様々なものごとや人との関わりをポジティブにとらえ、能動的にに面白い部分を見出し、それをオープンに伝えていくことで個人の「引き出し」「切り口」を豊かにするとともに、仲間を巻き込み、繋がりを育む力のこと。

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一般にイノベーションとは「新結合」つまり、既存のものや概念同士の掛け合わせと言われますが、この「引き出し」と「切り口」が多ければ多いほど「新結合」をつくるときには有利にはたらきます。

「面白がり力」強化プログラムでは、

・日々の生活やふれあう人の中の「面白さ」に気づく・見つけ方
・誰かと一緒に面白がる・その輪の広げ方
・面白いことをより合わせてもっと面白くすること

を学ぶことで、好奇心や興味を拡張し、新規事業のネタになる 「引き出し」や「切り口」 を増やします。

【ワーク1】「自慢」と「ほめる」を繰り返す

ワークショップは、基本4人1チームのグループワークでおこないます。
ワーク1は「自慢」「ほめる」ワーク。

まずは「自慢する」
ワークショップ数あれど、いきなり自慢からはじまるワークショップってあんまり聞いたことないと思います。いざ自分の自慢をしてくださいと言われても、どんな風に自慢したらいいかわからない...という人もいるかもしれません。まずは自分が語れるものを、仕事かどうか問わず1分間自慢してもらいます。

<自慢の仕方のコツ>
①あまり知らない話を(レア)
②情熱的に(パッション)
③こと細かに(ディティール)

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自慢の次は「ほめる」
自慢する側は1分間できっちり話し終わり、ほめる側は3分間ひたすらほめ続けます。しかも過剰なくらいほめたたえまくります。あなたなら3分間、他人をほめ続けられますか???

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相手をほめる上で、もっとも重要なポイントは「普通の人」なんていないという大前提に立つこと。相手の引出し(ネタ)に自分の引出し(知識)を当てていくことをイメージします。こういった仮説(=考えてくれたこと)が実感できると相手も気持ちよく話ができるので、コミュニケーションが盛り上がります。

<自慢を聞きほめる方のコツ>
①相手にポジティブな興味を持つ(否定しない)
②会話の手がかりから相手の物語を想像する
③相手が掘り下げてほしいポイントに思いを馳せる

「自慢する1分→ほめる3分」の1セット4分を、チーム全員分くり返します。実際にやってみると意外と難しいと感じるはずです。

一方、この時点で参加者のみなさんはあることに気がつきます。
“世の中に普通の人なんて一人もいない”ということを。

会社ではそんな素振りをいっさい見せない地味なあの人が、実はヒップホップバトルの全国大会で優勝するような実力派のラッパーだったり...

プリン好きが高じて100日間毎日異なる種類のプリンを食べ続けるプリン生活を送っていたり...

一見ごく普通に見える人でも、必ずなにかしらスゴイことや変なことを秘めた「面白い人」たちばかりなんです。日常生活のなかでは伺い知ることのできない他の人たちの隠された魅力がここでくっきりと可視化されます。

【ワーク2】クレイジーなビジネスアイデアを考える

ワーク2では、ワーク1で出てきた自慢のなかで一番面白かった自慢ネタをもとに「世界を大きく変えるクレイジーなビジネスアイデア」を考えます。

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このワークはクレイジーなアイデア、つまり突飛な組み合わせをつくる「切り口」を鍛えるためのトレーニング。では「クレイジーなアイデア」を考えることにどんな意味があるんでしょうか?

アメリカにSpaceXという企業があります。
テスラのCEOとしても知られるイーロン・マスク氏によって設立された、ロケットや宇宙線の開発・打ち上げをおこなっている企業です。彼らは月や火星への移住を目指して、早ければ2021年に無人宇宙飛行を、さらに2023年には有人での月飛行の実施を計画しています。

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つまり、数十年前の常識では考えられなかった「月や火星への移住」ぐらいぶっ飛んだアイデアでさえも、今ではちゃんとした事業になっているんです。これはまぎれもない現実です。

大切なのは「世界を変える意識」

・自分が世界をどう見つめるか、世界の見方を変えれば世界は変わる
・他の人の世界観を知ることで自分の世界を広げることができる
・世界を変えようと考えること自体が自分の世界を面白くする

またこのワークでは、A→B的発想ではなく、A→Z的な発想と「切り口」を考えることで、AIには生み出せないクリエイティビティを育みます。

A→Z的な発想と「切り口」
順接続ではなく距離が遠いものを接続(逆接続)すると面白くなりやすい

■順接続の例
Aはお小遣いをもらった。だから 喜んだ。

■逆接続の例
Aはお小遣いをもらった。なのに 悲しんだ。
それは可愛がっていたハムスターの死を意味するからだ。

ものごとのつながりが順接続でない場合、必ず「つながる理由」が存在します。この「つながる理由」こそ「切り口」です。

各チームで「世界を大きく変えるクレイジーなビジネスアイデア」についてディスカッションを重ね、最終アウトプットは3つのフォーマットに落とし込みます。

①ビジネスアイデアの元ネタ(自慢ネタ)
②プロジェクト名称(フックのあるネーミング)
③どんなサービス&クレイジーなポイント

最終アウトプットまで辿りついた時、参加者のみなさんはもうひとつ大きなことに気がつきます。

“こんなことからでもビジネスのアイデアって生まれるんだ!”

「面白がり力」強化プログラムの構造と成果

改めてワークショップの全体構造と、そこから得られる成果を整理すると以下のようになります。

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さらに、この「面白がり力」を経営学の視点から学術用語に換言して考えてみましょう。

早稲田大学ビジネススクール教授で経営学者の入山章栄教授の著書『世界標準の経営理論』のなかに、「バウンダリー・スパナー」という用語が出てきます。

「バウンダリー・スパナー」とは企業と企業、組織と組織、部門と部門、地域と地域などの「境界を超える」人

異なるプレーヤーをつなぎ、自身のメリットだけでなくネットワーク全体のパブリックベネフィットを追求する役割

*入山章栄著『世界標準の経営理論』より

ここで言われている「バウンダリー・スパナー」を別の言い方で表現すると「H型人材」。「H型人材」は専門性のある人材同士をつなげたり専門領域を跨いだりできるハブ的な役割を担う人材。離れた専門分野の人や知識をつないで新しいものを生み出すきっかけをつくれる人材のことです。

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いろんなものをポジティブに面白がれるポジティブな感情と行動。そのエネルギーを源泉として「個人としてのつなげる力」と「組織の中でのつなげる力」のサイクルを回していく。まさにこの「面白がり力」強化プログラムを通じて、誰もが組織をつなぐ横串を楽しむことができるようになるはずです。

なぜなら、世の中に「普通の人」なんて一人もいないのですから。

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フィラメントではニューノーマル時代に合わせて、「面白がり力」強化プログラムをはじめ、新規事業開発のための発想ワークショップもオンラインで提供しています。是非ご興味をお持ちの方からのCONTACTをお待ちしております。



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