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ブレインストーミングが不慣れな人でも盛り上がる仕掛け付き!ブレスト支援ツール「hidane」を試してみた

新しいアイデアを考えるときにチーム内でブレインストーミングを行うことも多いと思います。ブレインストーミングを行う際に便利なウェブアプリ「hidane」が公開されていましたので、QUMZINE編集部で実際に使ってみました。(文/QUMZINE編集部、永井公成)

ブレインストーミングに便利なアプリの名前は「hidane」。未踏事業に採択された若手のエンジニア2名が約1年で開発したそうです。

このアプリの特徴は、ただ単に「ブレストに使えるツール」というだけではなく、行うべきステップのガイドやタイムキープをしてくれるので、ブレインストーミングに不慣れな人にも簡単に実施することができるということです。

また、アイデアを入力するときに、既に入力された単語をAIが分析し、関連単語を表示してくれるので、アイデア発想に役立てることができます

そして、UIについてもチャットのようにアイデアを書き出せるのでストレスがありません

これらの3つがこのアプリの大きなポイントとなると思います。では実際に使っていきますね。

導入

「hidane」のサイトにアクセスし、GoogleかMicrosoftのアカウントでログインします。独自のサインアップをする必要がないのが簡単で良いですね。

「新しくルームを作る」をクリックし、まずはブレインストーミングのテーマを決めます。「テーマ設定のポイント」についても書かれており、非常に参考になりますね。今回は仮に「フィラメントの周年企画でバズるものを考える」としてみました。

次の画面では、ブレインストーミングを行う上での全体のステップが表示されます。「アイデア出し」「グルーピング」「リアクション」「ディスカッション」「クロージング」とあり、「hidane」はこのすべてに対応していますよ。ほかにも、ブレインストーミングを行う上で他のメンバーも同じルームにアクセスできるよう、招待URLの発行とそこにアクセスしているメンバーの表示がされています。「スタート」を押すとアイデア出しのステップに進みます。

アイデア出し

10分間のアイデア出しのステップでは、自分で設定したテーマについてどんどん思いついたアイデアを入力していきます。

右下の枠にアイデアを入力するとチャットのように入力した情報が浮かんでいきます。

アイデアに行き詰まったら「ひらめきワードを作成」。ワードを入れると関連するワードを提案してくれます。

入力した履歴をもとに、AIがワードを提案してくれる機能もついています。これらの機能がよりブレストを盛り上げてくれますね。

そして、入力が続くと、「アイデアが連鎖中」の表示が。これもパズルゲームの連鎖みたいで面白いです。

15分経つと時間切れの表示が出ます。次のステップに進みましょう。

グルーピング

次は10分間の「グルーピング」。これまでチームに出たアイデアで似たものをまとめてラベリングしていきます。左下でモードを切り替えてアイデアをまとめていきます。こちらも直観的な操作で簡単にできました。

リアクション

グルーピングされたアイデアに対して、チームメンバーが個々にリアクションしていきます。左下でモードを切り替えると「いいね」「とてもいいね」「面白いね」の3種類からアイデアごとにリアクションをつけられますよ。チームメンバーの反応を見てみましょう。

ディスカッション

リアクションで個々にアイデアを評価したら、それをもとにディスカッションします。モードを切り替えると、「フォーカスモード」になり、グルーピングされたアイデアごとにズームできます。チームで同じグループを見るときに役に立ちますね。

クロージング

最後はクロージングです。次のアクションについてチームで話し合いましょう。

結果レポート

ブレインストーミングが完了したら結果レポートが表示されます。参加したメンバーと時間、アイデアの量が表示されます。

次のページでは、ワードクラウドが表示されます。アイデアによく使われたワードは大きく表示されます。おおよそのアイデアの傾向が直観的に把握できますね。

出たアイデアは、最後にテキスト、.CSV形式、画像、PDFでエキスポートできます。これも便利な機能ですね。

まとめ

簡単ではありますが、「hidane」を一通り使ってみたレポートでした。
ただのブレインストーミング補助アプリではなく、タイムキープやステップごとの親切なガイド、行き詰まった時の関連ワード出しなど、ブレインストーミングが盛り上がる仕掛けも付いていて非常に便利なアプリだと感じました。ぜひチームでブレインストーミングをする機会があったら使ってみてください!


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