あなたの会社の「強み」を見つける方法
あなたの会社の「強み」を見つける上で一番大事なのは、自分たちの会社に興味を持つ態度です。
当たり前といえば当たり前の話ですが、なぜこういう言い方をするかというと、人間というものは気づかないうちに自分の会社や身内を低く見てしまう性質があるからです。
「どうせあいつがやってる程度だろ」みたいな感じに陥りやすいものですが、実はそれって単なるバイアスなんです。外の人から見たら立派な人ばかりですよ、みなさんの会社の人たち。
あとこういう言い方をする人もいますね、
「うちの会社は、だからダメなんだよ」
もちろん謙遜のニュアンスも含まれてると思いますが、そういうことばかり言っていると、自分の言った言葉に囚われてしまって、自分たちの強みを見失いがちなんです。
だから素直にポジティブに自分の会社の資源を探索・認知しようとする姿勢が大事。放っておくと軽んじてしまうので、軽んじないように適正に評価する姿勢を普段から意識して、自分の会社の「こいつ立派だな」みたいな目線で見てみることから始めてみましょう。
もっというと、自社に対するリスペクトを持つ態度です。
自社の様々な有形無形のアセット、技術、販路、アライアンス等々を多面的に理解して説明できるようになると素晴らしいですね。
*本記事はフィラメントCEO・角勝が、2020年7月に事業構想大学院大学で行った講演内容をもとに書き起こしたものです。
【プロフィール】
角 勝(すみ・まさる)
株式会社フィラメント CEO
2015年より新規事業開発支援のスペシャリストとして、主に大企業において事業開発の適任者の発掘、事業アイデア創発から事業化までを一気通貫でサポートしている。前職(公務員)時代から培った、さまざまな産業を横断する幅広い知見と人脈を武器に、必要な情報の注入やキーマンの紹介などを適切なタイミングで実行し、事業案のバリューと担当者のモチベーションを高め、事業成功率を向上させる独自の手法を確立。オープンイノベーションを目的化せず、事業開発を進めるための手法として実践、追求している。
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フィラメントは大企業への新規事業開発支援を通じて、アイデア創発から事業化に至る独自のプログラム(オンラインワークショップなど)を提供し、企業内に発想力と実行力を持った人を育てています。
またニューノーマル時代に合わせて、新規事業開発のための発想ワークショップもオンラインで提供しています。ご興味をお持ちの方の連絡をお待ちしています。