コロナ禍で、リモートエンタメ花盛り!ライブ、海外旅行、釣りなどユニークなものを集めてみました
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によるステイホーム期間が続き、新型コロナウイルスによって社会に大きな変化がもたらされました。その中で、新しいビジネスも続々と起きており、それはエンタメ市場も例外ではありません。今回はそんなリモートエンタメをまとめてみました。
オンラインライブ
リモートエンタメとしてまず思いつくのがオンラインライブ。サザンオールスターズが2020年6月に行ったオンラインライブはABEMA、GYAO!、新体感ライブCONNECT、PIA LIVE STREAM、U-NEXT、 LINE LIVE、ZAIKO、サザンオールスターズ応援団(ファンクラブ)の8つの動画配信サービスを通じて有料配信され、日本経済新聞によると3600円のチケットを約18万人が購入し、総視聴者数は推定約50万人にもなりました。
配信プラットフォームが群雄割拠の様相を呈していますが、フィラメントが伴走支援しているNTT Comの社内ビジコン/新規事業創出コンテスト「DigiCom(デジコン)」2020年度の参加チーム(Social Impact Innovationチーム)から生まれた音楽ライブ配信基盤サービスの実証実験として、サンボマスターのライブを配信したのも記憶に新しいですね。
オンラインツアー
海外はもちろんのこと、国内旅行もしづらい昨今ですが、Zoomなどのオンライン会議サービスを使ったオンラインツアーがJTB、ANA、JR九州をはじめ様々な観光会社から出ています。
先日、QUMZINEでも実際にHISのオンライン体験ツアーを体験し、レポートにまとめました。家に居ながらにして手軽に非日常を楽しめる手段だと感じました。
ニーズとしても、実際の旅行の代わりはもちろんですが、いつか行くときのための下見や、占い、買い物代行など様々のようでした。
アウトドア
屋外で楽しむからこそ楽しいアウトドア活動もオンライン化して、独自の良さを付加させている事例がありました。
まずはキャンプ。1回限りのイベントとして開催されたと思われますが、2020年5月30日にはキャンプをオンラインで体験する『空想キャンプ場』が開催されました。キャンナビによると、国内5箇所のキャンプ場から中継し、テント早たてチャレンジ、コロナ禍におけるキャンプ場へのチェックイン疑似体験、ヨガ、親子のうどん作り体験、キャンプファイアーの配信が行われました。参加者が見るコンテンツと参加者も同時に体験するコンテンツの両方があったようです。
続いて、釣り。釣りをしている時の釣具の振動や、魚に引っ張られる感覚を遠隔で体験でき、釣り場に行くことなく釣りを楽しむことができる技術「TeleAngler」が登場しています。
この遠隔釣りシステムを使って、都庁から奥多摩の渓流釣りを楽しめる『都庁で渓流釣り』という実証実験が2021年9月22日〜26日に都内在住者を対象として行われます。
教室もオンライン化
エンタメという枠ではありませんが、音楽教室のオンライン化も進んでいるようです。日本経済新聞によると、島村楽器はコロナ禍になったことで、ピアノ、バイオリン、ギターなどの約20のコースをオンライン化。鍵盤全体と手元のアップを必要に応じて切り替えながら教えているそうです。
また、オンラインヨガにも注目が集まっています。未来コトハジメによると、2020年4月中旬に緊急事態宣言が全国に拡大したことで国内最大級のヨガイベント「オーガニックライフTOKYO」が急遽オンラインに切り替えられ、前夜祭を含む4日間で2万8千人以上の参加があったとのことです。
この他にも、以前フィラメントのリモートフィーカに遊びに来てくれた蒋詩豪さんがCEOを務めるSOELUをはじめとした様々な事業者がオンラインヨガのレッスンを開講しています。
以上のように、ライブ、旅行、アウトドア、習い事など様々なものがオンライン化してきています。オンライン化することで、移動がなくなったり減少したりして、より参加のハードルが下がることが期待されます。また、そうすることで、興味があっても参加しにくかった層が参加しやすくなったり、何らかの理由で家から出られない人が参加できたりと業界全体にとって良い影響が起きている可能性もあります。
新型コロナウイルスによって社会に大きな影響がでていますが、そんな時代の変わり目こそ新しいビジネスが生まれるきっかけになるかもしれません。QUMZINEを運営するフィラメントでは、社会課題とトレンド、自社の強みを組み合わせて新規事業のアイデアを発想するワークショップ「ストーリーカードメソッド」を実施しています。気になるという方はフィラメントのコーポレートサイトよりお問い合わせください。