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「出雲そば」から「バラパン」まで!松江ワーケーションで出会った、島根県の美味いものまとめ

QUMZINE編集部が島根県松江市でワーケーションを実施。その時に気付いた「ワーケーションのコツ」は別記事を参照いただくとして、本記事ではその時に出会った「美味しいもの」をまとめました。ワーケーションは訪れた土地のおいしい料理を楽しむのも醍醐味ですね。(文・写真/QUMZINE編集部・永井公成)

ワーケーション中に見つけたグルメ情報

おいでやす おおきに屋

「おいでやす おおきに屋」は松江ニューアーバンホテル近くの茶町商店街に連なる居酒屋。島根の日本酒「死神」をはじめとしたさまざまなお酒と串焼き、日本海の新鮮な魚介類等を楽しめます。

のどぐろの煮つけ
串焼き

焼き立ての串焼きやのどぐろもおいしかったのですが、なかでも妙に記憶に残っているのが、「長芋のフライドポテト」

大きめに切られた長芋を揚げて味付けをしたもので、揚げたてでカリカリ・ホクホクとした食感を楽しめます。ジャガイモとはまた違った食感で、おいしかったですよ。

長芋のフライドポテト

ちなみに、近くには漫画家・園山俊二さんの生まれが松江市という縁で「ギャートルズ」のオブジェが設置されている「京店ギャートルズ広場」がありますよ。

京店ギャートルズ広場


西洋軒

西洋軒は昭和7年創業という老舗の洋食屋。堀川遊覧船の船も通る川沿いにあります。松江のご当地グルメに「かつライス」というものがあるらしく、これを食べに来ました。

店の前には堀川遊覧船の船も通ります

こじんまりと落ち着いたお店には多くのお客さんが集まっており、観光客はもちろん地元の人にも愛されている店なのだなと推察されます。

そしてこちらが、「かつライス」。今回はお昼のセットメニューで注文しましたが、単品だと「かつカレー」より100円安い価格設定となっています。

かつライスセット

カラッと揚げられた地元産豚ロースのカツがご飯に載せられ、その上に自家製のデミグラスソースがかかっています。かつカレーとは違い、デミグラスソース特有の甘さが「ザ・洋食」と感じさせました。

カツとデミグラスソースはあまり味わったことのない組み合わせでしたが、こういうのもいいですね。ちなみにここ西洋軒がかつライス発祥の店という説もあるそうですよ。個人的にはタンシチューも気になりました。

八雲庵

島根といったら出雲そば。地元の方にもおすすめされたのが、今回訪れた「八雲庵」でした。松江城のすぐ近くにあり、お堀に面した道路沿いに所在しています。
もともと武家屋敷だった場所を店舗として活用しており、立派な門構えときれいなお庭の風景を楽しめます。

八雲庵外観

今回は出雲地方の郷土蕎麦である割子そばを注文しました。

四段割子そば
日本三大蕎麦の残り二つは、岩手県の「わんこそば」、長野県の「戸隠そば」とのこと

海苔、ネギ、鰹節、紅葉おろしの薬味が添えられ、これらを載せて出汁をかけていただきます。蕎麦なのに山葵をつけないのがユニークですね。食べてみるとコシが強く、麺からは蕎麦の香りを強く感じます。出汁は辛口なので、少しだけかけるのがよさそうです。今まで持っていた蕎麦のイメージを覆されるようなおいしさで、帰ってきてからも思い出して、また食べたいと思えるような蕎麦でした。

数量限定とのことだったので、宍道湖産白魚の天ぷらも追加注文。
揚げたてサクサクの天ぷらに抹茶塩とくれば、間違いない美味しさです。宍道湖産の白魚なので、まさに島根を味わい尽くしたという感じですね。

宍道湖産白魚の天ぷら

ミートショップ きたがき

地元の方におススメされたのが、「ミートショップきたがき」のビーフコロッケです。せっかくなのでこちらも訪れました。店につくと、既に多くのお客さんが列をなしています。

お客さんが列をなす
大量に用意されているビーフコロッケ

お肉屋さんということもあり、いろいろな種類の肉とともにコロッケをはじめとした総菜も販売されています。やはり一番人気はTVで全国に紹介されたという手作りビーフコロッケ。

看板によれば、めざましテレビで紹介されたとのこと。

自衛官募集の広告もありました

実際に食べてみると、衣はサクッとして中はやわらかめ。しっかりと肉が入っていると感じられ、まさに「ビーフコロッケ」の看板に偽りなしです。包装紙には「お肉がたっぷり入ってる」と書かれていますが、その通りでした。巷で売られているコロッケと同じ名前で売られているのがもったいないと感じるほどです。

外はカリッとしてて中は柔らか

鯖塩辛

1泊目に宿泊した美保関は、松田十郎商店から発売されている「鯖塩辛」が人気のお土産。山陰沖で獲れたサバを骨と内臓を取り除き、皮付きのままぶつ切りに。そして長年つぎ足しながら漬け込みつつけられた天然塩と秘伝のたれで半年間じっくり発酵・熟成されたのが「鯖塩辛」だそう。無香料、無着色で、保存料や化学調味料は一切無添加とのことです。

鯖塩辛

実は一瓶いただいたので、帰宅後に白米のお供に食べてみました。
かなり塩辛く鯖の身を噛むと鯖の旨味を感じます。わかりやすく書くと塩味+鯖の旨味=鯖の塩辛ですね。あまりに塩辛いので、一食当たり1~2切れの食用をお勧めします。

公式サイトを見ると、お茶漬けの他、調味たれとして活用、アンチョビ風に活用、チーズと組み合わせて活用など多様な使い方ができるそう。塩味+旨味なのでいろいろなものに活用できそうだなと感じました。

おまけ:地元スーパー紹介

地方へ行くとその地域住民が使用するスーパーマーケットを訪れるのも楽しいもの。本記事のおまけとして地域ならではの商品を軽くご紹介します。

スーパーマーケットでも割子そば

スーパーに出来合いの麺類が売られているのは共通ですが、こちらでは容器が割子を再現。プラスティックの容器であることには違いないのですが、面白いですね。

3人でシェアするのには便利かも
複数のメーカーで割子そばを再現されていた

「木次」と書いて「きすき」と読む

ちょっとお高め

牛乳コーナーには見慣れないパッケージの牛乳が並んでいました。上段左側に並んでいるのは農協牛乳で、島根県観光キャラクター「しまねっこ」がパッケージに大きくあしらわれています。可愛くて子供も喜びそうですね。

そして上段右と中段に並んでいるのが木次牛乳。「きすき」と読み仮名がついていますね。特に右側には「パスチャライズ牛乳」という見慣れない文言がついています。木次乳業のウェブサイトによると「自然な風味・性質、そして栄養を生かすためにパスチャリゼーション(65℃30分間殺菌)」された牛乳とのことで、要するに低温殺菌されて自然の風味を残した牛乳のようです。

バラの形をしたパン、バラパン

スーパーのパン売り場をみると、「バラパン」なるパンが売られています。いったいこれは何なのでしょうか。

130円とお手頃

調べてみると、「バラパン」は出雲市のなんぽうパンというメーカーから出されているもの。パンをくるくると巻いてバラの花びらをイメージし、内側にはクリームが塗られています。

なんぽうパンの公式サイトによると、昭和24年頃、当時のパン職人が『バラの花のような美しいパンを作りたい』という思いがきっかけで作られたものだそう。昭和24年というと1949年なわけで、実に73年前からあるパンということになります。1日2000個を手作りで作っているとのことです。

実際に食べてみると、自家製のクリームは昔懐かしい感じ。1枚の長いパンを撒くことで花を表現するというのはよく考えたなと思います。

ちなみに、ノーマルのバラパンのほかにも、コーヒークリームが塗られた「コーヒーバラパン」、記事に抹茶をまぜてクリームにも抹茶を入れた「抹茶バラパン」、小倉あんが塗られた「和風バラパン」、オレンジ色の生地で夕陽を見たて、バタークリームとマーマレードが塗られた「夕日バラパン」といろいろな種類があるようです。

以上、島根ワーケーション時に見つけた美味しかったもの&地元スーパーならではのものでした。ぜひ島根を訪れた際にはご参考にされてください。それでは、だんだん(「ありがとう」の意)。

出雲空港には吉田くんがいました

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