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VTuberについてサラッと知りたい!歴史は?収益の柱は?人気VTuberは?

近年、インターネット上で大きな注目を集めているのが「VTuber」と呼ばれる存在です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による行動制限の結果、巣ごもり需要が高まり、動画視聴時間が増加。それに伴ってVTuberはその知名度と人気が急拡大しました。

YouTubeでバーチャルアバターで配信しているのがVtuberと認識しているのですが、なぜVTuberは人々を魅了しているのかなど詳しいことはあまり知らないかも……と感じたQUMZINE編集部。早速面白がり力を発揮して、VTuberの実態と魅力についてリサーチしましたのでその結果をお届けします!


VTuberのはじまりは?

Vtuberとは「Virtual YouTuber」の略で、アニメーション調の2Dや3Dのキャラクターを使って、YouTubeなどの動画配信プラットフォームで活動するクリエイターのことを指します。ゲーム実況や雑談、歌ってみたなど、通常のYouTuberと同様の活動を行いますが、リアルな姿ではなくバーチャルなキャラクターとして視聴者と交流するのが特徴です。

ここまではなんとなく認識できていたような気がします。では、いつからVtuberが登場し始めたのか?
その前に見ていただきたいのがこちらのVTuberの画像。2016年12月に活動を開始したバーチャルタレント、キズナアイ。NHKに出演したこともあるので、見覚えがある方も多いのではないでしょうか?

https://kizunaai.com/

なんと、こちらのキズナアイが登場したことからVTuberが始まっているんだそうです。

もともとはこの「世界初のバーチャルYouTuber」であるキズナアイを指す言葉として使われていた「VTuber」が、バーチャルYouTuberの増加に伴ってバーチャルYouTuberの総称となっていったそうです。現在では、個人で活動するVtuberだけでなく、事務所に所属するVtuberも増えており、一大ムーブメントとなっています。

人気のVTuber、TOP3は?

元祖VTuberのキズナアイは2022年2月をもって無期限の活動休止中とのことなので、そうなるとキズナアイ以外のイマドキのVTuberを知っておいたほうが良いかも?……ということで、2024年8月時点のVTuber登録者数上位3位までをご紹介。

登録者数1位:チャンネル登録者数 450万人
・がうる・ぐら

VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の英語圏向け部門「ホロライブEnglish」に所属する人気VTuber。英語を話すVTuberが登録者数1位!4~6時間の長時間ゲーム実況配信や、歌配信、雑談配信をよく行なっているようです。

登録者数2位:チャンネル登録者数 337万人
・宝鐘マリン

イラスト・ゲーム・歌・トークと多岐にわたり、独特の世界観とキャラクター性で人気を集めています。

登録者数3位:チャンネル登録者数260万人
・兎田ぺこら

ゲーム・歌・トークと多岐にわたる配信を行う。語尾「ぺこ」が特徴。


VTuberの収益化の柱は?

VTuberの人気の高まりまでわかったところで、続いて気になるのが収益化です。YouTubeを見ていると無料版の場合は広告も入りますが、具体的な収入源はどうなっているのでしょうか?

矢野経済研究所の調査によると、2022年度のVTuber市場は、VTuber事務所を運営する企業の当該事業売上高ベースで前年度比167.7%の520億円。「同人誌」の800億円や「トレーディングカードゲーム」の792億円と比肩する市場規模に拡大すると見られています。

https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3304 より引用

セグメント別に内訳をみると、グッズが267億円(構成比51.3%)と過半を占め、ライブストリーミングは135億円(同26.0%)と続いています。

グッズについては、Tシャツやキーホルダー、アクリルスタンドなど、いわゆるアイドルグッズに近い商品が人気を集めており、ファンとのエンゲージメントを高める重要な役割を果たしているようです。また、最近はVTuberとのコラボレーション展開され、アパレルブランドとのコラボTシャツや、食品メーカーとのコラボスイーツなど様々なタイアップ商品が発売されています。


これからも成長が見込まれるVTuber市場

VTuber市場は今後も拡大が見込まれ、2023年には800億円規模に達する見通しです。さらに2030年頃には国内外で1兆円規模になるとの予測もあり、趣味的なビジネスの枠を超えて、大きな経済圏を形成しつつあります。

YouTubeを飛び出し、ライブイベントや舞台公演など、リアルな場でのパフォーマンスも行われるようになっています。また、VRやARなどのテクノロジーの発展もVTuber市場の拡大に貢献しそうです。バーチャルな存在でありながら、画面越しのつながりという魅力が人々を引き付けています。キャラクターを通した新しいコミュニケーションのあり方は、エンターテインメントの可能性を拡げ、新たな市場の構築が期待されます。




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